ジムニー日々精進→いじりネタ頁→SJ30 旧ボデーとのお別れ→2004年7月9日〜17日分
このページ、5速化の指南としてはあんまり役に立ちません。ご注意下さい
まず、7月9日分を。この日は材料の持ち込みのみで、作業という作業はありませんでした。
さて、車体が下りてしまったSJ30。 車台周りの整備と、長年(何年越しやねん)の懸案であった トランスミッションの5速化を行います。 というわけで、エクスパックで届いてきた偏芯ピン。 ってことは送料はあちら持ちということか!! これはいい。 |
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で、出してみる。 なるほど、偏芯しているのですが…なんだか表面が粗くないかい? J氏曰く、かなり悪い刃を使ってるねぇ、とのこと。 溝がうまいことオイル溜めになったりして…? ヤフオクを見回すと、只今の時点で3種類の出品があります。 オークション画像にて見極めて、お好みのピンをどうぞ!? |
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今迄お世話になっていたロールケージはこんな姿になっていました。 これから新しい上屋に合わせて、鍛え直されるわけです。
しかしジムニーからハコスカへの転身ってのもなかなか。 |
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今回のドナーとなるJA11-1型のミッションです。
思えばこのミッション、いつ買ったものだっけ… ヤフオクを辿ってみると、2002年の12月となっていたり。 寝かしすぎですなぁ。それだけ、ヤル気が無かったというかなんと言うか。 日々精進などと言っておいてこれは無いなぁ、我ながら。 |
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ちなみに、新品クラッチが付いていました!! ベアリング類も交換されていたので、これで\6,250は安すぎる。 ありがたく使わせていただくことにします。
ちなみに、1型以外のミッションが使えるかどうかは未確認です。 |
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ここより、7月12日分となります。
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よーし!!夏が終わるまでには終わらせてしまおう。 早速11のミッションを解体します。 で、左が従来のピンです。 |
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11のミッション後端部。見えているのは5速ギア。 71の0.87から更に0.83くらいまで落ちる美味しくて嬉しいギアです。 71に付くんだから、30のケースにも付くでしょう。 |
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バラバラ。綺麗なミッションケースですが、 これから先、さすがに使うことも無いでしょう。
ヤフオク出しても誰も買わないよナァ… ここから更にシフトロッドとフォークも流用します。 |
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偏芯ピンを11のケースに挿してみる。 これでJA11用4速ミッションなんかも作れるかな? |
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今回のベースとなったSJ30のミッション。 いかにも、おあつらえ向きなところに転がってたのです。 明らかに後期型用なので譲ってもらうことにしました。 1型用はケースの何処かの内径に問題があった…っけ?
近頃は、ヤフオクでも強気の値段で出てますよねぇ。 5速化のベース、もしくはスペアとしての需要を睨んでいるのかな… |
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こちらはミッションケース以外は使わないので サッサと解体。 |
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ここら辺りから、大変になってきたので作業に打ち込む比率が高まり、お決まりの画像なし状態となります…軒並み30度を軽く越える暑さ。 汗が噴いてツナギの色が濃くなってしまいました。大変ですが、楽しいので良しとしましょう。無理なく新陳代謝も図れるわけですし。
まずはミッションケースをそれなりに洗浄、そして中身の入れ替えを考察するのですが、 まずギア周り。インプットシャフトのベアリング径が71(30)と11では違います。 当然、その前に付くシール径も違ってくるわけで、ここを71用に交換しないと先には進めません。 しかし、これを交換するだけで30の5速化の種は勿論、71のケースに11のミッションを 流用することができるので、修理の際にも応用が効くようになると思います。 とりあえずベアリングとシールを注文して、次に進みます。 で、今回一番大変だったのがロッドとシフトフォークの交換。当然、5速になるのだからここも11用にしなくてはどうにもなりません。 ギアはゴソッと抜けるので特にこれといって苦労もしないのですが、ここは実に厄介でした。 まずはピンを抜いてシフトフォークを抜きます。更にシフトロッドをジワジワ抜くのですが、 3本あるシフトロッドの動きを司る、いわゆる「バネとタマ」にはかなりの神経を使います。 30から外した分のいわゆる「予備」という逃げ道があるので、ピ〜ンとタマが飛んでいってもまだなんとかなるのですが… 何度も試行錯誤を繰り返し、最後の1本がなかなか入らなくて苦戦して…なんと1つしかタマが入らない穴にタマを2個も入れていたことが発覚… タマが変に噛み込んでしまって、仕切りなおしにまた一苦労。
ちなみに、カチカチしたシフトフィールを睨んで、押さえバネは30用のダブルスプリングになったものを使用。 時間と気力を湯水のように費やして、なんとか完成。ちゃんとロッドが動くサマを確認。この瞬間が、嬉しいなぁ…
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これは、今迄頑張ってくれた後期型のミッション。 ベアリングの異音も無く、ギアも綺麗にカチカチ入るし、 いわゆる「マシンガンシフト」にも全然音をあげない 利口な奴でした。
というわけで、これは5速が逝ったときの予備としてストック。 |
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さ、クラッチも交換できるんだし、古いのは外しちゃいましょ…
ぎゃああああああああああ!! なんじゃこりゃあ〜
思えば、今載ってるエンジンを積むときに確認しなかったのもまずかったか… おそらく、無交換で今まで乗り切ってきた様子。 …今回5速化に踏み切って本当に良かった… |
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ここより、7月17日分になります。
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部品が届きました!!(右) 確かに、ベアリング外径が小さいですね。 今回はJA71-3のパーツを使用しました。 |
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更にシールも絡めて。 | |
打ち込みにも組みつけにも全く問題なく、 やっとこさで組み込まれた11のギア。 シールを塗りたくってケースを結合します。 |
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30色のシールをペタペタ。 各パーツの増し締めも怠らずに… 偏芯ピンの組み込みもバッチリです。 |
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これから一番お世話になるであろう、5速ギア。 国道で、バイパスで、そして高速道路で。 いやはや、よろしくお願いします。 |
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組み組み…できたー!! めっちゃ嬉しい瞬間です。 30のミッションに5速のお部屋が合体!!
…思えば、今まで何回と突いた5速のポジション。 30の調子がやたらと良いとき、JA11や71から乗り換えたとき。
いつも壁になっていた部分が、遂に開かれるのです。 |
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スラストベアリングがくたびれているので、部品待ちとなるのですが… ミッション後部に位置するマウントの製作を行わねばなりません。 仮にエンジンと結合させて、位置決めをしてやらねば。 この時点で、かの新品クラッチは組み込まれております。
フレームにまたがって、カチカチしまくるのは基本でしょう! |
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ここに関しては、作り手によって様々な手法もあるのでしょうか。 自分は既存のマウントを活かす方法で行きます。 まず、フレームと干渉する部分を削って… ステーは帯鉄でコソコソと作っていくことにします。 落札したミッションにマウントは無かったのですが、 某クロカンスポットに棄ててあったマウントを持ってきて…と。
まさかこんな場面で役に立つとは。 |
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せっかくボデーが降りた状態なのに、こうしてやらないのは勿体無いでしょう。 ボルト結合で行きます。 この状態だと現物合わせのやりやすいこと!! |
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M10×1.25のボルトを使用。 私的にはバッチリ。これにて三つの難所を全てクリアしました。 |
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ようやく、これが使えるようになるな… ちなみに字光式のしゃれた?モノです。
これも、件の11のミッションと同時期に買ったものでしたっけ。 |
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2004年7月17日作成開始
2004年7月18日製作完了
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