バブルラジカセを愉しむ頁→エトセトラ→ZS-D7
前回のPH-SZ3以来、またハドオフの旨味を知りつつある私…
休みの日にまたしても上陸…棚の上に見たことの無いラジカセが。はて、MDでも付いているのだろうか。
妙なデザインではあるが、とりあえずラジカセであるようだ。それもバッタモノでも天下のFUZE製品でもなく、れっきとしたSONYのZSシリーズ。
当頁でZSシリーズといいますと、有無を言わさずソナホークなのですが、それ以外にもPRESHの発展モデルを筆頭として
コンパクトな「パーソナルオーディオシステム」が多数リリースされているようです。
高値の?花となっているF1/M1、なかなかやりそうなM5他…少し前までラインナップされていたZS-2000もなかなかオシャレでヨロシイです。
そして、現在最後の牙城を守っているのがZS-D55と言うモデル。当頁もリンクさせていただいている「バブルラジカセ博物館」に詳細ありマス。
調べるまで私も知らなかったのですが、こんないいモデルがあったのですね〜。少しサイバーかつ派手ではあるのですが。
ED50/57ばかりがCDラジカセではないですし…ね。少しは井戸の外を見なければ…
このZS-D7というモデルは、その流れの元を辿っていったら辿り着いた感じ、すなわち縦型モデルの大元のようです。
尚、これと同型の筐体でZS-D70というモデルもあるのですが、詳細は不明です。
ZS-66/70/607の関係のようなものでしょうか。
(SONYのサイトによると、D7は1997/10/21発売、D70は1999/5/10発売とのことです。結構息の長いモデルであった様子。)
CD読まず、リモコン無し。\1,000。
一度は考えたのですが、結構いいオモチャになりそうな感じなので、翌日、後述するPMS-D5と共にコッソリ入手。
さて、デフレラジカセの経験が少ない私、一体どうなる…の…か?
当 頁 最 薄 |
Z S - D 7 編 |
いやはや、いつものことながら… ちょっと興味があったら買っちゃうんですからナァ。 で、なかなかいい感じのデザインですよね、うんうん。 |
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通電。液晶はドット表示です。 さすがに20世紀も終盤になるとCDラジカセもこうなるか。
ちなみに、我が家敷では初めてとなります。
(RC-X777/999もドット表示、CDラジMDも大抵はドット表示です) |
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それでは動作確認。 バックライトはちゃんと装備されているようで何より。 |
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この機種の最大の特徴、バーティカルローディング。 D7の気持ちの良い薄さはこの機構で成り立っている。
ですが、肝心のCDドライブが壊れているようで… |
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早速CDを入れてみました。 さて、どうなることやら。
ちゃんと気の利いた表示をするんだなぁ… |
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や っ ぱ 駄 目 じ ゃ ん …
レンズを拭いてみてもあんまり変わらず。 |
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CD-Rを読ませてみる
CD逆回転_| ̄|○ |
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それじゃあ早速解体してみましょう。 CDピックアップ部分にある可変抵抗で なんとかしてみよう、なんとかなるという魂胆だったり。 |
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背面のネジを従順に外すと 簡単にパックリ。 後ろ側の筐体にはヘタに部品をつけない良心的な機器配置。 |
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スピーカはバスレフ構造。 CCCR構造は無しです。
このCCCR、ガチャメカの廉価CDラジカセ(CFD-S10)にも施されていて 驚いたことがありました。ソナホークのオハコではなかったのですね。 |
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電源基板。 トランスは見た目高そうなカタチです。 |
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スピーカネットは裏側のネジを緩めれば外せます。 で、どんなスピーカが収まっているかと思ったら…
実に可愛らしい、こんなのがおいでなすった… 音は見た目ほどにヘボくはなく、むしろ良いのですが。 |
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見ての通り、筐体に直付けされた基板。 解体は少々面倒くさいです。 |
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早速、ピックアップの半固定抵抗をいじる段取りに。 無尽蔵にネジを緩め、バラバラにしてしまいました。 あまり考えずにイケイケドンドンでバラすから、あとで大変なことになるのですがorz
半固定抵抗をいじって、仮に装着してみる。 |
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ギアの位相を合わせて…と。
この時点ではあとで大変な目に合うとは思わなんだ。 |
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読んダ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! やりました!! 嬉しい瞬間です。 |
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再生してみます。 完動決定!! いい買い物でした。 |
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完動となったわけで、組み付けを開始したのですが… フタがうまく閉まらない。 やや複雑な機構と、画像真ん中のテコに押されるマイクロスイッチが ここの動作を司っているのだが。 |
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おっと、嫁さんが帰ってくる!!
薄型ラジカセはこういうときに速攻でしまえるので ありがたいです(苦笑 |
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翌朝。
な ん じ ゃ こ り ゃ
大阪はこの冬一番の冷え込みとなりまして、辺り一面この有様。 ヒキコモリ決定ですね。 |
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おお、でっかいコンデンサ… | |
さて、CD蓋の組み付けを続けよう。 ほんま、どうなってるねん… どうしても、蓋が綺麗に開かない。 位相がずれているのはわかるのだが、閉状態で閉検出のスイッチが効いた状態で 開方向に向かわせると…引っ掛かる。 うーん、これ以外の手法なんてあるのかな |
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30分ほど格闘したのち、 このカムが動作に一役買って…と言うか、 必要であることに気付く。
ていうか、バラすときに気付こうよ、オレ |
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更に… この開閉メカをバラさずとも CDドライブは解体できるようになっていた…
サービスホールさん、ありがとう、 そして気付かなくてゴメンナサイ |
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懐かしいCDで聴いてみる。 ワタシは多感な中3でした。 |
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チューナー基板。 左上のコネクタで接続。 FMアンテナはシューで接続。 |
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前面の操作部やディスプレイの基板。 極力、分離せずに解体していますので 親ガモ子ガモ状態… |
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筐体(前面部分) いかにスピーカが小さいかが おわかりいただけるでしょう。 |
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97年の製品。 新しく見えるものの、生産されていたのは今から8年も前。 97年といえば…丁度、嫁さんと出会った頃ですわ… そりゃワシも歳をとるわなぁ |
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さて、この日一番目の風呂洗いといきますか。 | |
先程のトランス。 高そうにも見えるが、怪しくも見える。 |
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電源基板とコンデンサ。 | |
スピーカ。 うーむ、多分中高域担当かと。 インドネシア製です。 |
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ウーファ担当分。 こちらもインドネシア製。 両スピーカが同寸というのも、なんだか普通じゃなくて良い
(RX-DD1/2がそうだったり…) |
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乾いた筐体に部品を組み付けていきます。 ビスは同寸のものばかりですので、気を使う部分は少ないです。 |
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チューナ基板はこんな風に付いたりします。 | |
とにかくネジネジネジネジ。 ネジの本数が異様に多い。 組み立てるのは、ぶっちゃけ人件費を 抑えることができるお国とはいえど…
これでもまだ、CFD-900の足元にも及びはしないが… |
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薄い。 とにかく薄い。ラジカセとは思えぬ。
スタイリッシュかつ独創的で実にヨロシイ。 ベッドサイドに、ダイニングに。添えてあげたい薄さです。 |
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背面。こちらも薄い。 | |
…多分、自分用メモで撮った画像。 いつもこうして気になるところは撮影してメモっておく癖が付きました。 ちなみに、これはFMアンテナ用のシューです。
CFD-900で自分用メモを撮っていったら何枚になるやら。 |
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さて、予定よりかなり時間を費やしながら、 デフレラジカセ第…何弾だったか?の整備作業も 終盤に差し掛かってまいりました。 |
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CDも回る回る。 やりました。治ってよかった… |
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ドット液晶のパフォーマンスを色々。 ボリウム調整時はこのようにカーソルが左右に移動します。
ちなみに電源の入切時は挨拶もしてくれるのは仕様でしょうか。 |
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大体の操作はメニューコマンドにて本体で行えるようになっています。 要はサイバートップのアレみたいなものですね。 |
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天面のメニュー操作部など。 操作性は各ファンクションにキーがまとまって配置されているので ごく普通です。 |
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音質調整。 EQは5モード。(キー操作にて[フラット→低・高音→高音→低音→中域]を強調) メガバスという疑似餌を思わせる低音増強モードはON/OFFのみ。 |
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では、その各ファンクションにまとまった配置を拡大して。 カセットデッキ。AMSも搭載されている。
ちなみにハイポジ再生は検出スイッチがあるのでOKと推されるのですが… 調べてみる。 録音はノーマルのみ。しかし再生はメタル迄OKです。 |
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CD/チューナ。 FMチューナはワイドタイプ。TV3chまでカバー。 AMステレオは対応せず。 |
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ディスプレイ。 主にカセットデッキの表示キー。 |
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MD Linkの蓋の中。こんな風になっています。 完全にMDレコーダをこれの一部としてしまう勢い…電源まで丁寧に提供されていたり。 ちなみに、このアナログジャックはAUXとしても使えるのでしょうか…
(調べてないのバレバレ…で、調べたところ、MD(LINE)キーを押すことで外部入力モードになる様子) |
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MD Linkの操作系。
ここまでくると必死も必死。 一度リンクさせて色々と愉しみたいところですが、 いかんせん対応するMDレコーダが必要になってきます。 |
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完成です。 リモコンがないのが惜しまれますが、 本体で大体のことができるのでヨシとしましょう。
ちなみに、音に関してですが…あんなに小さいスピーカの癖に侮れない!! 当然、大口径スピーカのバブカセには敵いはしませんが、 全体的に落ち着いた感じで、ひっそりまったりとBGMを流すことに特化していそうです。 |
今回の経費
本体\1000+税
2005年2月4日作成開始
2005年2月16日作成完了
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