バブルラジカセを愉しむ頁→分解整備頁→RX-ED55
結構、探してたんですよ。
ED50はまだまだ頑張る現行機種ですし、当分は廉価にて入手することは難しいでしょう。
ED55ならなんとかなるかなあと思いまして。
銀色で平べったいスタイリングも好きなので、こりゃあ次のネタに…と思っていたら、キマシタよ、ハードオフ出品予備軍に。
早速、店員さんに訊いてしまう図々しさはいかがなものかというところですが、
「壊れてるのでジャンク扱いですが、暫し待てば出るでしょう」との返事を頂き、ムラムラしながら店を去る。
あぁ欲しい。リモコンもあったし、ヤフオクでぁゃιぃ物件を競って買うよりはスマートであろう。
それから暫しの間は日勤のシフトであったので、なかなか店に行くこともできずにムラムラが募るばかり。
嫁に頼んでも…買ってきてくれるわけなどなく(´・ω・`)
数日後…遂に閉店に間に合う時間に帰ることができた。さぁ行くぜ!!と車でひた走りハードオフ。
バブカセ棚に直行だ!!あってくれ!!あれは俺が買うんだ!!
アッターーーーーーーーーーーーーーーーーー
というわけでゲッ…トしようかな… 結構ヤレてまっせ。\1500。リモコンは一緒じゃないのね。
まぁいい。今度いつ入手できるかわからないし。
それでは、新居でのバブ(?)カセ奇行第一弾となるRX-ED55。どうぞご高覧下さい。
デフレ時代に映えるメタル(再生)Wデッキ R X - E D 5 5 編
時期的にはこれが先になるんですが、DT5からうpするのは 私的マニヘストだったのです。 さぁ、DT5に続いてまた5の付くモデルです。頑張って行きましょう。 まずは全体像。ほぼシンメトリで無難。いい感じですね。 今時のお部屋事情にマッチしたコンパクトなボディ。 ですが、奥行きは結構あります。容積はDT9の半分以下!? |
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天板の操作キー。 この辺りはアクリルの化粧板仕上げですが、 まっ平らなコイツは天板に物を置かれていたようで傷だらけ。 しかも表記類は殆どが表面に印刷されたもの。コンパウンドが使えない。 そして微妙な色合いが実にいいファンクション切り替えボタン。 CDを激しく使っていたようですなぁ。スリキレてる。 うーん、ちょっとやる気が失せてたり… …新生活って何かと大変なんですなぁ… |
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ED50で見られたジョグダイアルは、ED55には無い。
というわけでキー配置はこんなもの。 画像中央の丸いキーが早送り・戻し・+−を担う。 この辺りの華やかさは、あまりに質素すぎる ED50よりいいかも…と思わせる部分ですね。 |
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97年生まれ。ちなみに、このモデルのカタログが何故か手元にありまして。 それではカタログから少し抜粋。 [コンパクトボディにCD& Wリバースカセット。 シンプルチックなED55] ・心地よい睡眠とお目覚めを。「おやすみ&おはよう」ボリューム。 ・自然な音の拡がりをつくりだす。サウンドバーチャライザー。 ・CD光デジタル出力端子搭載で、MDへのデジタル録音が可能。 ・オリジナルテープづくりもカンタン。 「CD1曲ねらい撮り&まる撮り(オートCD録音)」機能。 ・天面集中オペレーションと28キーフルリモコンが、操作をより快適に。 ちなみに、定価は無く、オープン価格。
で、このカタログには各機種の画像に「吹き出し」が設けられていてまして。 特にラジカセタイプをピックアップしてみますと、 RX-MDX1 [RADIO-CASETTE PLAYER ? NO, MD SYSTEM.] RX-ED75 [LISTEN TO 3D SOUND !] RX-ED50 [SIMPLE IS BEST.] 奇怪なRIDDIMVOXことRX-PA7は [PLAY MUSIC !] そしてDTの名前が唯一残っているDT35が、[HOW ABOUT AN EASY-TO-USE SYSTEM ?]
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いやはや、コメントも質素なED55ですが、 若年層にはED75、私のような年になったらED55と 棲み分けを狙っていたりしたのでしょうか。
で…そんなED55の精一杯のパフォーマンス。幅広で少しやぼったい表示… 動作確認… チューナ ○、デッキ ×、CD × 結構重症やぞ、簡単に治りそうやけど。 |
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ちなみに、カセット蓋はボタンプッシュでカチャカチャコンと開く。
ちなみに、開くだけで閉まらない。ナンテコッタイ 弟が使っているMDマイクロコンポこと PM37MDもこんな感じでしたが、はて一体、何の為に… 機械的に押すよりも、接点とソレノイドを介した方が 何かにつけて有利なのであろうか。 |
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ちなみに、リモコンコーナーにあるものと思われたリモコンは …無い。 リモコンだけ買っていかないでくれよ〜(´・ω・`) というわけで適当に使えるリモコンでトーン調整。 私のデフォであるEQ-SOFTにて聴いてみる。 うーん、カジュアル。バブカセの持つヘヴィさは全然無い。 しかし、決して悪いわけではないですぞ。 |
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実家に照明器具を忘れてきたので、今回はこの蛍光灯が活躍します。 親父が幼い頃に勉強用として買ってもらったものだそうです。 40年は前のものとなるのだが…長持ちしすぎ… |
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ほい、底面の表記。消費電力21Wはなかなか優秀。 電池で聴けるところも美点… というか、電池が使えないラジカセというのもおかしな話ではあるが。 で、ED55は何処で作ってるのかと… マ レ イ シ ア 製… イ… |
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えーい、マレイシアパックリどーん!!
何を打ってるんだオレハ…
というわけで割りました。隠れたところに結構ネジがありますので 慎重にお願いします。 |
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スピーカ。バブ機の10cmでも その後のエッジがヨレた8cmでもないようだ。 最大6Wです。
ちなみにスポンジ仕様です。泣くしかないな |
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左右のデッキは区切りがアリマセン。 バブ機からすると意匠も全然異なるようです。
う〜ん、実売価格が安かっただけに整備性が どれだけ犠牲になっているのだろうか気になるところ。 |
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ちなみに、バブ機では最上級機にのみ許されていたバックライトは このくらいの機種でも普通に付けられるようになっています。
ていうか、当時は7系くらいバックライトをケチらずに付けてくれ… と思ったりしたものですが。
ちなみに、ED55のそれは電球を用いたもの。自動車用のメーター(ワーニング)球の流用かな? |
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鳴らないCDを見てみる。 レンズが死んだ魚のような目の輝きをしている。 このまま磨いて組むのもいいが、レンズの裏面も磨くべきなのであろうか。 今回はそこらも詰めてみようと思います。 |
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カセット。再生を試みる。動作はするようだ。リーフスイッチの接点不良とは 縁がなさそうなのかな…と期待してみたりもするが、程なくガチャリ。 蓋を開けるとこの有様。
DS15のようにプーリからの脱輪かなと睨んでみる。 |
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さて、ここまでおかしいのなら色々とやってみなきゃどうにもなりません。 セッセとバラしていきます。 バブル機からすれば二世代は異なるカセットデッキがどうなっているのか気になるところ。 中枢部は簡単に引き抜けましたが… |
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もう集約の鬼とでも言いましょうか。 バブ機では箱の如く立体的であった基板は のっぺり一枚物になってしまったようです。 大量のビスで天板と結合されています。 |
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で、これ。 カセットデッキのモータですが、バブ機ではデッキ毎1個であったものが 両デッキで兼用となっていました。 そして…基板に半田付け…
昔やったら、コネクタやろね。こっちの方が損失は少なそうですが。 半田で溶かし、カセットデッキを基板と分離。メンドクサ… |
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更に… ワシの嫌いな…
ヤメテクレ…もうこの挿し込み見たくない… |
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まぁ、こんな時は一服入れつつ進めましょうか。 バックライトです。球の交換は楽になってます。 この灰色のつまみを回せば、ポロリとつまみ毎 電球がこんにちわする次第。
何気に整備性が向上されているなぁ… |
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AN7135。バブ機でも見慣れたICですね。 | |
さて、直る見込みは少ないが、ズンズン進むとしますか。 まずは湯船にボチャーン
※現在、風呂オケドブ漬けはわが屋敷では禁止されています。 ラジカセは洗い場で洗いましょう |
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ゴシゴシ。綺麗になりました。
側にあるのはFS60のサイドパネルです。 |
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乾かしている間に、天板のポリッシュにかかります…が、
ピカールが無い…実家に置いてきてしまったようだ。 なんてこったい。 仕方が無いので、ジフで代用。 結構傷がひどいので、これくらい粗めから始めたほうが良かったようだが。 |
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※良い子はまねしないようにしましょう。 マスキングは、マスキングテープで。 |
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左・使用前、右・使用後。 このくらいでやめときます。 |
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さ、カセットデッキを攻めましょう。 どないでしょうか。思いっきり脱輪しておられます。
コレを直せば勝利も目前…なのだが、 なんとも貧弱なベルト…バブ機からすれば きしめんとニュウメンのような違いですな。 |
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安いラジカセだけに、この辺りも安っぽい。 確かに、安いんだから仕方ない。
ビデオデッキと似たようなものですか。 バブルデッキのGメカと現行機のアレ… |
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ベルトを嵌め直してみても、なんだかテンションが弱い… ベロベロに伸びてるよ…松下もソニータイマーを内蔵してしまったようです。 ヤフオクでED55を探してみると、カセットNGな個体が多すぎるのも 頷けたりします。
で、右にある色の違うゴムベルト… |
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ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい |
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というわけでテープは復活!?!?!?…ワシが使う分だからこれで由と…しましょう。 ですがCDが…「だだズガズガガガガガガガガガガガガ チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ チチチチチチズタズタズタズタズタズタズタズタズタズタ…………」
音飛びしすぎ |
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しゃあない、レンズの裏側を覗いてみよう。 未踏の地なのでドキドキしながら進んでいきます。 慣れない場所なので苦悩しながらですが、 なんと辿り着く場所には向かっているようです。 |
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取り出したピックアップ。 ここに辿り着くまででも細かい作業の連続です。 |
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そして、初対面となるレンズの裏側。 こんな風になっていたのね。 |
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磨くところは磨き、手入れするところは手入れし、 ぁゃιぃ箇所は叩き出す。 目で見て何とかなる箇所しかどうにもできないのが辛い。 |
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というわけで出来上がったドライブ。 結構、時間かかってます。必死です。 それでは、ケーブルを繋いで試験してみましょう。 |
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ダメダッタ…_| ̄|○
レンズをひっくり返して磨きつつ、反射板も曇っていたのでお掃除してみたのだが… ダィスクを完全に読まなくなってしまった。レーザービームは出ているのに… 最悪の事態である。 |
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ドウシヨウ…万事休す。
白旗か?
いや、まだまだ、負けることはできないなぁ。
練りに練った挙句、同時進行であったDS15のカセット修理に加えて DS13からCDドライブを頂くという暴挙に出てみることにする。 |
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並べてみる。右がDS13のもの。
実際、どうなんよ…
まぁ、やってみなきゃ頁の肥やしにもなりませんぜ。 |
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基板。 そっくりやん、いけそうんなやけどなぁ。フレキのスロット(!?)も酷似しているので… 問題は無かろう。無いだろう。 いつもこんな感じ…当然ですが、あくまでも個人の楽しみですので、 こういう暴挙に出ることができるのですが。
ちなみに、入れ替えは画像のようにフレームごと入れ替えとなります。 |
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イテマエーーーーーー!! ごっそりと入れ替える。 ちなみに、表側の形状が微妙に違いますが、 特に問題なく、スッポリと入ってしまった。 「芯」も普通に出ているようだ。 それにしても、恐ろしく互換性が高いわけですが… |
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さぁ、仮に通電できる状態に持ち込み、CDの動作を確認する。 基盤とCDドライブの天面が短絡しないように、ちゃんと養生しつつトライ。 さぁ、読むか、動くか… |
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おおっっ!! いけてる というわけでDS13のユニット移植は大成功!! これにて、完動!! ちなみに、今回の移植でMASHもおまけで付いてきましたとさ。 |
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あぁ…結局、新居もこんな感じになってしまいました。 窓際のこの部屋は、ほぼ私の部屋になっていたりします。
当然、嫁は(略
皆様、家庭は大事にしましょうね… |
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表示部の緑がどうもしっくりこないので、 電球カバーを外し、下敷きを入れてみました。
ちょっと緑が濃くなっていい感じ。 というわけで、今回も無事に勝利を手にすることができました。 |
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カジュアルなラジカセなんだから、ちょっとはいいとこに落ち着かせてやろうと… リビングのスノコ棚の中にひっそり忍ばせてあげました。 ちなみに、これの直上にDS303があったりします。
嫁は呆れています。 |
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老夫婦@スマソ様から、DT5に加えてなんとED50のリモコンを頂きました。 この場を借りて、ありがとうございます!!ブチューッ |
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全貌。厳密に言うとED50のモノなので、使わない、もとい使えないキーもありますが、 ED55の意匠であれば、このリモコンでも問題は無いでしょう。多分。
デザインに関しては…弟が使っているSC-PM**MDのものと酷似してますね。
そりゃそうだろというツッコミは無しで… |
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キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚
)━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!! マ レ イ シ ア--------------------------------------------------------------------------!!! |
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ちなみに、信号なんかのコードも全然お変わり無いようでして。
この通り、DD2もきっちりオペレイト可能です。
ちなみに、バブ機のようにLEDが隠蔽されてないので、 信号の伝達能力も大したものです。 |
今回の経費
本体\1500+税
2004年1月10日完成
2005年4月19日フォント他修正
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