バブルラジカセを愉しむ頁→分解整備頁→RX-DT901 2台目
そろそろやめようやめようと思いつつも、ハードオフに行ってしまう私。
古物ばかり買って…日本の経済に貢献してないなぁ…え、ジャンクのラジカセしか買ってないだろって?スンマセン…
ED50くらい新品でドカーンと買ってみようと新年のノリに乗ってみたりもしましたが、結局、ED50もヤフオク激安入手(´・ω・`)
で、ハードオフなのですが…
2月も半ばになった頃、フラフラとやってきたハードオフに…こ…これは…
DT901!!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! 2,000円!!
ですが… き た な い …スピーカに変なシミまで付いてる…アンテナ端子錆びてるし
おい、これ、ゴミ捨て場から拾ってきたやろ…と思いつつも、9系ゆえの大型液晶に(*´д`*)ハァハァ
暫し悩みつつこねくり返すと、バフレフポートから樹脂片がチャリンチャリン…
_| ̄|○
側でレーザープリンタを物色していた兄ちゃんもポカーン…
値段とも折り合わないので、パス…パスしなきゃ、部品取りには高いぞ…
数日後。用事を済ませていざ帰り。
901、やっぱり欲しい、あんなにイタタマシイ姿になった奴を救えるのは俺だけだ、と勇み足でハードオフ。
で、こねくり返して、うーむ、嫁ハンの顔を思い出して、_| ̄|○
やっぱヤメトコ。帰ろうか…と棚の最上段にスィーベル、リモコン付きのZS-6が!!
コッチニシチャオウット…台はZS-7に付けてヤフオク放出…
というわけで大脱線してしまった私。901は他人の手に渡るのでしょうか。
嫁ハンに語りかけ、なんとかその場の理解を得た私はまた再びハドオフに。901買っちまうぞ、奴は俺がレストアするんだ!!
おおお、ED55のリモコン付きだぁ。1,000円だ!! カセット不良って、ベルトが伸びてるだけだろうし…
……また脱線してしまうのでしょうか。
いや、こういう場合は…ま と め 買 いで行きましょう!!
嵐のような物欲と共に、嫁に戦いを挑む。
頑なに拒否する嫁に、ジャンケン5回勝負を叩きつける。幼稚な奴なので…これに乗ってくるんだよなぁ…
ちなみに、結果は… 圧 勝!!
…いやはや、2台も買っちまった。アホ丸出し。
てなわけでいってみましょうか。DT901。二度目の登場であります。
[バブルラジカセ] [激] [的] [ビ][ホ][→][ア][フ][タ][ー] |
R X - D T 9 0 1 2 台 目 編 |
きたねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (※「来たね」ではなく、汚ねぇ) こりゃたまらん、新聞紙は必須だ。
モニタの向こうの皆様、これ2,000円で買えますか? 裏のED55がついでに買った物。リモコン、ACコード付きで\1,000は安い。 |
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思えば、過去に2chで「DT9が安くであったが、汚なかったのでヤメた」 という書き込みに、「いや、汚い個体だからこそ綺麗にしてやろうと燃えるもんですぜ」 …とレスした過去を思い出しました。
自分も、これを手にしたときにその書き込みを思い出したのでしょうか。 |
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傷だらけ…これは修復不能だな。 観賞用としてではなく、超々長期的にみては901-1号機のドナーになる個体ですので、 これくらいはいいですか…
色々と遊んでみようと思います。 |
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シミ。キッツイですなぁ。_| ̄|○
某番組のデロデロピアノのテーマで行きましょう。 |
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それでは、電源繋いでみましょう。 ハドオフのプライスタグにはカセット以外は動くと書かれていたので時計くらいは出るか… さ、電源入れてみましょう。 |
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ピッ
…
あの、
な ん か 暗 く な い で す か ? |
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ではお部屋を暗くして。スローシャッタで。 2号機。 |
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…1号機… まるで朝日放送の映像効果捏造的家屋変造ショーみたいだ… |
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DT901の1号機やZS-7など、バックライトが美しい機種たちに肩を並べられない901の2号機。 しかし暗いなぁ…これだとバックライト無いほうがマシとも思いつつ…
これらに遜色無きように、バックライトの修理をしてみましょう。 今のところはEL板の換装を考えつつ… |
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それでは、動作確認といきましょう。 プライスタグにあったように、問題無く動作している模様。 課題はバックライトとカセットデッキとディティールアップですな。 |
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それでは、解体ショーのはじまりです。 最近ご無沙汰ですが、ゴキブリ君が潜んでいそうでワクワクします(嘘 |
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割ってみる。 嗚呼…パリパリ…チャリチャリの原因が落ちてきました。 無視して進みます。 |
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早速こんな感じになりました。 残念ながら、蟲の類をみることはありませんでした。
製作中にヤフオクをうろつく。ちょうどヤフオクに綺麗な901が2台も出ているなぁ…1号機を思い出しますワ。 こんな出所不明の個体より、ああいって愛された個体のほうが精神衛生上はよろしいのですが… 最後がゴミ捨て場放置(と思われる)不幸な個体であったからこそ、 ここで起死回生→一発逆転!パパ、明日もホームランだね的…リホームを果たして 美しく仕上げたいものなのですが。 |
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EL板の端子。 基盤をみてみるとDC8Vを100V辺りまで昇圧させて、ここを通して光らせている様子。 ELバックライトに関してはググっていただくことにして…
どないして直すべきか。EL板って買ったらそれなりにするしなぁ… 少なくとも、購入価格の2,100円を越えることだけは避けたい。 |
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考えていても仕方ないので、ゴッソリ抜いちゃいます。 とりあえず筐体洗うぞ…はやいこと洗わなきゃ。 体が痒くなってくる。 |
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EL板用昇圧ユニット。 可愛らしいトランスが載っかっています。 ゴムのグロメットで絶縁されているのは仕様ですな。 |
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前面パネルはこのようにして外れます。 知恵の輪も何もありゃしません。 |
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決して自分撮りではなく、前面パネル裏に貼られたシールド板と思われる物体。 ELのノイズ対策と勝手に判断しておくことにします。 |
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液晶を浮かせてみる。 これが発光体の様子。 |
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ちなみにEL板を剥す為にはパネルを支えている フレームは外さなくてもいけそうな様子。 シールドもいずれは外さなければならないのだが、 これは半田でくっつけているだけなので問題なし。
問題なのは…このままいけば、おぞましい数の端子が植えられている 液晶パネルも外さなければならないことだ。 |
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それでは、半田を段取りして…と。 DT901のバックライト…かぁ。何色にしてみようかと妄想することしきり。 ちなみに、EL板やキットはここにて入手可能。 そうそう、それを用いた製作記事なんてのも貼っときます。皆様、創意工夫で頑張ってますね… www.h2.dion.ne.jp/~projectx/kai.htm www.din.or.jp/~ryu/g-shock/kaizou/gijyutu-el.htm |
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ちなみに、上記画像に見られたてんとう虫のような物体は、 松下のてんとう虫タイマーであります。懐かしいですね…これ おじいちゃんの形見…あれ、あれは実家にあったやつかな…
あってはならない半田コテの消し忘れを完全に防止するためのものです。 |
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外しました。結構簡単に取れるのですが… 調べてみたところ、EL板の寿命はそう長くもないようですね。 時計などのように短時間の点灯ならまだしも、点けっぱなしには向いていないのでしょうか。
とは言えど、街に出ると見られる常時点灯の光源でも EL板って使われているんですよね… |
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この隙間。ここに収めれるのはEL板しかあるまい。 とりあえず、話は共立に行ってからですな… 藁にもすがる思いで901の復活を狙ってます。
しかし良質の光源がこれだけ安価にて入手できるようになったとは。 いい時代になったものです。 |
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ディスプレイ基板の端の方にあるEL板の端子。 上がEL板への出力、真ん中がGND、下がEL用電源です。 表記にあるように、DC8V出力である様子。 |
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筐体洗いの為に、更に解体作業を突き進むのですが… …これって取れるのね…ちょっとビックリ。 1号機は綺麗だったから、ここまでやらなかったからなぁ。 |
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そして、スピーカネットを外したドンガラ。
…やばすぎ…ジェイソンかっての。
DD2とは違い、このまま使うのには抵抗ありすぎ。 |
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サイバートップも分解してみましょう。 よくできてます。写真中央の大きなツメを外すとあら不思議。 ごっそりサイバートップが外れます。 組み立て行程と修理時にしか使わない場所なのに、 作り込みはかなりのものです。 |
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基盤はこんな感じのレイアウト。 やけに奥行きがあるのは、サイバートップの戸袋部になる為であろう。 |
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というわけで、サイバートップ本体。 どうしても奥行きが深くなってしまうので、汎用性には欠けているのでしょうか。 後のDT95/75からは異なる機構にてパワーローディングを達成しています。 埃を除去しておきます。 |
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はて、筐体を洗いましょう。 今回のもまたキタナイから気合入れて洗います。 スピーカネットは特に念入りに。
あのシミも取れて綺麗になりました。 というわけで、物干しに干してみる。 お向かいの家の人とか…一体何を干しているのだと思ったりするのでしょうか。 |
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乾燥完了。 1号機と比べてみると… 色合いが全然違ったり。 何にしても、紫って使い方を誤ると趣味が悪くなる色だというのに、 この901と来たら…紫を上手に使ってるんですよね。 松下のラジカセでは文句無しの色男であろう。 |
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各サイトでも紹介されていますが、キラキラ入りのウーファ。 DT909ではパナテトラ配合と書かれていたそうで、 この901もパナテトラ配合と考えてもいいのでしょうか。 それにしても、美味しそうないでたちのウーファです。 |
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というわけで、ウーファとツィータの型番を。 | |
とりあえず、ここ迄で置いておくことに。 というわけで夜勤帰りの足で日本橋へ向かう。 共立の店員さんに訊くところ、 「発生電圧の違いもあるので、一概に使えるかどうかは難しい」との回答を頂く。 うーむ、危険な橋を渡るのもいいが、ちょっと財布にイタイ出費になりそうだ。 |
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というわけで、デジットにてこういうものを発見。 バックライト用と思われるLEDモジュールです。 袋で大量にありますので、まだ普通に入手できるようです。 9〜12Vで点くもので、3〜4本入りで50円。安いです 下画像は枠を取り払ってみたもの。板の中央に並んでいるのが、 発光部となります。照度はなかなかのもの。 |
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厚みは5mmほどありますので、どうしても加工が必要になる。 ここまでいじってしまうと、もはや他人の手には回せなくなってしまうわけですが… ガンガン行きましょう。 液晶部のおびただしい端子の半田を吸い取り、パネルを外す。 スイッチ部分の架台を残して鋏で切り取ってしまうのです。 |
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とりあえず、画像のようにEL電源のDC8Vから頂いてみる。 点いた…のはいいが、煙が出てきた_| ̄|○ 負荷が掛かりすぎたのでしょうか。 うーむ、どのようにして点けるべきか。 電源トランスから12Vを牽いて来るのもいいのですが、 デッキやCDの動作に合わせて暗くなってしまうのでこれも避けたい。 |
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とにかく、LEDモジュールを仕込んでみる。 こんな感じになります。大きさ的にも丁度いいでしょう。 ここに液晶板を載せて…さて、うまくいくでしょうか。 |
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試験点灯。 おお、結構良さげ。 DT7や99みたいな感じですね。 |
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仮組みで様子見。 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! (・∀・)イイ!! |
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色調を合わせる為に緑の下敷きを挟んでみる。 画像ではわかりにくいですが、暗い… 暗かったらバックライトを換装した意味が無いってね… しかしもっと問題なのは…緑と紫が全然あっていない。 |
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というわけで、考えた末にこんなものを用意してみました。 9Vの200mAを出力するACアダプタ、12V駆動のリレー、そして基板。 これで簡単な回路を組んでみようと思います。
電子工作なんて初めてですわ。 |
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基板を適当な大きさに切って、リレーを植えてみる。 マグネットの動作はバックライトのDC8Vから頂いて、 ACアダプタからの9Vを制御する回路です。 |
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ACアダプタの電源はここからいただきます。
小さな輪にした導線を端子に載せ、半田モリモリモリモリ
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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そしてスピーカボックスの境目に電線を通すために 半田コテでジリジリモクモク…クッサー
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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右側のスピーカボックスにアダプタを配置すると、ボックス内がパンパンになって 左右のバランスにもヨロシクないという勝手な考えから、 左側のスピーカボックスにACアダプタを配置してみることに。 というわけで、100Vをこのようにして左側に持っていく。
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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配線は底面のスリットにタイラップで…
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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左スピーカボックスに行った電線を、コンセントに変換して、 このようにしてACアダプタと結合してみることに。 一応、整備性を考えてみました。 後々、絶縁テープをしっかり巻いて…と。
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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ボックス底面に両面テープでACアダプタを結合。
※良い子はまねしないようにしましょう。 |
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リレーなどの基板。 これをELトランスのあった場所にネジ止めします。 |
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というわけで出来上がり。 ちゃんと電源に連動して バックライトが点滅いたします。 |
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またしても仮組み。
この後、緑の下敷きは撤去。バックライトは山吹色になりました。 ですが…尚更、紫のスピーカネットが似合わなくなってしまった。 コリャイカン。 |
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ここで、掟破りの必殺技発動…
スピーカネットのロゴを外します。 裏側でピンを熱源を用いて拡げているだけなので、 ピンの頭を折れば簡単に外れます。 |
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ちょっと、某番組風のタイトルを付けたのにも、思い当たるフシがありまして… 逝ってみます。モニタの向こうでアーア…と萎える皆様の姿を想像しながら。
…こ こ で 、匠 が お も む ろ に 用 意 し た の は 、 つ や 消 し 黒 の カ ン ス プ レ ー 。 匠 は 、こ れ を 用 い て 一 体 何 を す る の で し ょ う か 。 |
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なんということでしょう。 匠 は 、カ ン ス プ レ ー を ス ピ ー カ ネ ッ ト に 吹 き つ け 始 め ま し た 。
ど ん ど ん 黒 く 染 ま っ て い く ス ピ ー カ ネ ッ ト 。 匠 は 、過 去 の 思 い 出 を 、匠 自 ら の 手 で 黒 く 染 め て い く の で し た 。 |
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※塗装はベランダで行っています。くれぐれも室内での塗装はやめましょう。
というわけで、マックロケになってしまったスピーカネット。 これが…適当に吹き付けても、結構綺麗に仕上がるんですよ。 面白いくらいにいい仕上がりになりました。 只、ネットが少しパリパリの固めになってしまいます。 |
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というわけで組んでみる。 灰色がかった901の筐体にもベストマッチ。(自己満足)
ていうか、DT701があるからそりゃ当たり前ってか… |
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後は組むだけってね。 こんな感じで、バブカセを直すだけではなく、思い切って改造してしまうのは 今回が初めてでした。 私的にはかなり愉しませてもらったので、 バブルラジカセを「愉しむ」頁としては成功だったと思います。 |
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さあ、ここまで来ればあと一息だ。表示部のパネルを磨く…のだが、 ちょっと傷が多くて大変です。アァ…ちょっと疲れた…ひと眠りしよう。
…趣味としての勢いがなくなりつつあるみたいですね。 これは、まぁ趣味活動の過程からしてはいつかは来るものなので、 致仕方ないことなのですが。 |
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完成しました。 というわけで、701風味の901ってのも如何なものでしょうか。 艶っぽいノーマル901と、渋めのブラック901。カラーバリエーションで欲しいくらいに いい感じにまとまったかな、と自分では勝手に思っています。 ご覧頂いた皆様、いかがなものでしょうか。 そして、熱狂的な901ファンの皆様… こ ん な 姿 に し て ご め ん な さ い |
それでは、全景をもう一度。
…これにて完結といきたいところでしたが、なんとACアダプタがダウンしてしまいました。ナンテコッタイ
色々と部品を入手して、只今復帰作業を頑張ってます。ですが、モジュールの発熱によるLEDの変色に悩んでいます。
先は長いなぁ…
今回の経費
本体\2000+税
LEDモジュール¥50
リレー\250
基板\80
ACアダプタ\200
プラグ挿し込み\80
計3000円くらいですか…
2004年3月3日作成開始
2004年3月10日完成
2005年4月17日修正
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