バブルラジカセを愉しむ頁→分解整備頁→RX-DT5
こうして、Web頁を作って、色々と形になっていくと、自分の生活が頁に染み付いていくんですよね。
サブ…いや、この頁の親頁となる鉄ヲタ頁でも日記なんてものをつけたりしていますが…
この頁の頭でも自分の近況を色々と書いたりしていますが、反響があったのが結婚します的近況。
祝電を頂いたりして、とても嬉しかったものです。そして…
結婚祝として、こういったものを送ってくれたステーキな御仁が居られるのです…
それでは、逝ってみましょう。DT一桁機の底辺を守るDT5の登場です。
ありがとう、そしてバブ5系コンプリート R X - D T 5 編
いや〜、DT5は前々から狙っていた個体とは言えど こんな方法で入手することができるなんて。
ちなみに…何やら天板が寂しい…ぐぁ!!12キーあらへんやんけ!!
何かの分解記事で「ある」と書いたような気がする…が、どの機種だったか。 なんていうか集めすぎ。 |
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しかし細かいところで意匠が違うんやなァ。 DT7ではもう少し小ぶりだった覗き窓。
ちなみに、私の手に渡る前は「老夫婦@スマソ」(仮名)様のもと、 そして、それ以前は…その「老夫婦」が使っておられて… 初代オーナーはその老夫婦のお孫さんという経歴であります。 |
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孫が使わなくなり、老夫婦の元でも手持ち無沙汰であり、 老夫婦@スマソ様のもとにやって来たDT5、 さらにこうして我が手元にやってくることとなったわけでして、 これもまた、何かの縁。精魂込めて仕上げてみましょう。
えー、音質調整はご覧の通りです。皆様ご存知の通り、重低音増幅回路はXBSのみ。 |
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で、DT7だと色々付いてる部分もこんな感じです。 チューニングLEDは単色なのですが、 FMステレオ受信時はどう識別すべきか。 |
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何かとDT7との変化を持たせているようで、 ここでは「2」のフォントなんかも。
で、このセロテープが示すように、このデッキは蓋が閉まりません。 内部でチャリチャリと音がするので、爪が折れちゃったものと推されます。 |
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それでは起動試験いってまみしょう。 まぁ使えていた物ですし、特に異常も無いでしょう。 |
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ラジオテスト中。 お、なかなか音がいいじゃないかぁ(DT55比) ちょっと嬉しい瞬間でもあります。 |
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セロテープの封印を解いてみます。 あーあ、こりゃイカンワ。 まぁ、部品取りDT7からでなんとかなるでしょう。 |
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ここで兄弟機出動。聞き比べしてみます …やっぱDT7の方が格段にいいな… まぁ差が無かったら1万の価格差の意味が無い。 ちなみにDT5ですが、なかなか曲線を巧みに使ってデザインされているので 幅狭ではありますが上手くまとまった いい感じのフォルムであります。 |
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うーん、ここもDT7の方が充実してるなァ DT7で表面加工(アルミ調)をさなれていた操作キーは DT5ではプラスティッキーでした。 似てるようで色々と違うんやなぁ、勉強になるなぁ。 |
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上から見てみる。 明らかに幅が無いのだが、この方がまぁ圧迫感も無く 気軽に使えることでしょう。 値段も気軽な\42,800。
…だった筈…あれ? |
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何故か省かれているCD OUT。 ちょっとしたところからコツコツ省いています。 歴代5系の背面RCA端子を見てみる… DT5(AUXのみ) DT55・DT505(CD OUTのみ) DT501(無し) |
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消費電力は26W。DT7が32W。DT9は…46W!! DT9、電気食いすぎ(´・ω・`) じゃなくってDT5ですが、こちらはこの手の機種では平均的なもの。 |
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こんな部品も何気にDT7と一緒。 ちなみに、DT7とDT5で違うのは… アンプ、スピーカ、タイマー(AIタイマーか否か)、重低音増幅(Sか否か) 音質調整(5はトーンのみ、7はトレブル・ミドル) DT7にあってDT5に無いものは… TV音声チューナ、ドルビーNR、バックライト、CD OUT、メタル録音、天板の12キー他。 |
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(事後の画像を使用しています) ここもDT7と微妙に違う点。前面を大きなアクリル板でカバーしています。 こっちの方が、微妙に高級感があっていいですなァ… DT7はそれはそれでうまく「のっぺり感」が出ているのですが。
…ていうか、映ってるやん、俺
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スピーカ。12cmを使っています。 比較的ズングリとしたボディなので、これくらいならスンナリと入るのですね。 四隅にはちゃんと留め具のようなモールドが。バブル時代やなぁ、いろんな意味で
そういや、小学生の頃にみんなで遊びに行った同じクラスの友達の家にあったなぁ、DT5。 そいつの家はスネ夫のようなお金持ちで、リビングに置いてあったそれを見て DT7若葉ユーザだった私は、「DT5じゃん、なーんだ( ´_ゝ`)フッ」 ……と思ったりしていたのですが、よくよく考えてみると、それはリビング用であり、 きっと彼の部屋にはミニコンポでも置いてあったりしたのでしょうか… |
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さぁパックリいってみよう。特に難なく分解できます。
いやー、スピーカでかいなぁ |
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DT7との共通項は多く、そして共通部品も多いです。 S-XBS表示が準備工事??
ちょっとDT7との合体を妄想してみましたが、綺麗にできるわきゃないのでヤメ。 このサイズでDT7の機能を持ち合わせてみるとなかなかいい感じであろうしハァハァしたのですが。
ボリウムダイアル裏に隠しネジがあるので注意。 |
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親カメ子カメ孫カメ…
あれ、新顔ですね。このバブカセ臭いデザインなWラジカセ…
何でこんなの買っちゃったんだろうね… 10000アクセス感謝プレゼントにする計画です。治るかな? |
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ガッポリ抜いちゃいます。 この後のネジ2本からすればネジが多いですが、 それでも楽勝です。適度にやり易くて面白いなぁ |
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ささ、カセットデッキの蓋を直しましょう。 これが嵌合部のツメ。左がDT5です。見事に折れていますなァ。 部品取りDT7のものでバッチリでした。 |
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とうわけでバッチリの図。 10年以上の放置期間を経て、ゴミ同然だったDT7が活用されていきます。
このDT7もニコイチして復活させたいなァ。 極力使える部分は初代DT7のものを使って。 その為には筐体全損なDT7を探さなければならないのだが… こないだ入手した整備待ちのDT7は程度極上… |
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スピーカ表面。あのDT55と同様のコーン紙である。
でも音は結構いいんですよね… 型番はEAS-12P450B。 |
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裏返し。左はDT7のチューナ基板だ。 やっぱTVチューナの有無で全然違うなァ。
でもこれ、付きそうやなぁ ムフフ |
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あーあ、ピッタリだ これはスワップしてみるしかない。
これでTV音声聞けたらそれはそれで凄いのだが。 |
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今回もなかなかなコンディションです。 さぁ、お風呂に持ち込んでガンガン洗います。 何せ今回は結婚祝!とことん磨いてやろうじやないか。 頭の中ではギンギンに黒光りしたDT5が輝いているのでした。 |
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さ、仕事に行かねばならぬ… ベランダに干して…
近くに高い建物は無いので覗かれはしないが、
これ、めっちゃ怪しいなァ… |
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夜勤明け。嫁も居ないし、これからがヒキコモリパラダイスタイムとなる!!
筈なんだけど、明日の方が天気悪いみたいだし、今日のうちに用事を済ませておくとしますか。 というわけで、解体画像。DT701の頃は大きな画像でやってたのに、 いつのまにかちいさくなっちゃいましたね |
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スピーカ接続を担う基板。 それにしても、配線の取り回しが巧みすぎて驚かされる。 そしてソニーのように、テープやバンドは一切使用していないのだ。 考えようによってはちゃんと固定されてないとも取れるが、 作業性はすこぶるいい。 |
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お、こんなとこでも違いが… DT55でもそうでしたが、ボリウムダイアルの足が長い!!
おそらくAIタイマの絡みであろうか。 DT7なんかはバリコンとダイアルの間にスペーサが入っている。 |
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…チューナ、あきまへんやん… AM/FMしか表示しないのはもちろんのこと、 AMでもFMノイズが乗ってたりする。仕方ない、元に戻そう。 |
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さ、背面の基板を…
なんだかシックリはまらない。どうやらフレームが熱で変形!!??しているようだ。 老夫婦がストーブの傍で使ったりしていたのだろうか。 |
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カセットデッキは使えればええわ〜と思っていたが、 んが、両デッキ共にリーフスイッチ不良。 一桁機はケーブル接続なので電源を繋いだまま引っ張り出せるので、 どのスイッチが不調でこうなるのか検証してみることに。
結果、矢印が示す剥き出しのリーフスイッチが動作に関わっているようだ。 他のカバー付きの分は機能しているので、今回は手を付けず。 |
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DS15に入っていたぁゃιぃカセットで試験。 うむ、バッチリ動作するようになってしまった。 ここはそこそこにしておいて、ヘッドやキャプスタンの清掃をすることに。 |
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あちゃー、汚い 結構カセットでも酷使していたようです。
溶剤ワックスでチマチマするとピカピカになりました。 ピンチローラも溶剤ワックスで汚れを落とし、 布で強めに擦って黒々に仕上げました。 |
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うーん、ヘッドもかなり汚れているが… 溶剤ワックスでいけるかな… 綿棒に薄くつけてキュキュ…結構いけました。
ですがDECK1のヘッドは腐食しているのか、 完全には綺麗になりませんでした。 |
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しかし基板がシックリ収まらないのは気持ちが悪い。 よくぞ基板や半田が割れなかったものだ。 うーん、DT7のフレームは使えないものか…
…
いけそうだ、やってみよう。 |
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スッポ抜いてみた基盤…
(´・ω・`)ショボーン 寒すぎる ここを埋め尽くすためにはどれくらいの機能を盛ればいいのだろうか。 |
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アンプ周辺。 BA3920はこの手の定番ですな… |
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たまにはコンデンサの画像も貼ってみる。 特に不機嫌そうな感じも無い。 |
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というわけでフレーム。 なんじゃこりゃあ!! グンニャリ曲がってる…(矢印の部分が特に) 本当によく持ちこたえたものだ。 |
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DT7のフレームにピッタリと収まったDT5の基板。 というわけでチャッチャと組み込んでホイこんな感じ。
…なんだか先程も同じような画像を貼ったような。 |
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んで蓋。小傷多し。もう磨きたくてたまらない。 さぁピカールからいってみよう。 キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ |
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キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ……………………… さあどうだ。まだまだ行くぜ… 溶剤ワックス登場! |
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キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ シャキーーーーーーーーーーーーー(`・ω・´)ーーーーーーーーーーーーーーン |
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で、これ。おそらく、「こことここを押すとラジオが聞ける」的マーキングと思われる。 確かに、普及機まで英語表示だもんな…
溶剤ワックスで優しく擦って、綺麗にしてみました。 |
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んがー、ここもか。 キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ
ピカールといえば、昔はバイクの部品なんかを鏡面仕上げにしたりするのに使ったものですが、 今はこうして樹脂を磨くのに使うケースが多すぎるなぁ、 |
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さぁ、組み上げ完了。自分がかすかに映ってしまうくらい(苦笑) 綺麗になりました。
いつもこの瞬間が楽しみでやってきてたのかな… |
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今回、この機体を提供頂いた老夫婦@スマソ様、 ありがとうございました。 前々所有者の老夫婦さんの分まで、大事に使っていこうと思います。
というわけで、何処で使おうものか… とりあえずDT505と置き換えるかな |
今回の費用
¥?
2003年11月28日作成開始、
2003年11月29日画像追加、ダメ出し
2005年4月18日修正
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