バブルラジカセを愉しむ頁→分解整備頁→RX-DS303
コレが出たのっていつだったでしょうか…かすかに記憶があるような無いような。
金メッキのちっこいボタンと何やら優雅な「REMOTE CONTROL」のロゴが
バブル時代のダサさをビンビンに感じさせてくれる妙な縦型ラジカセ。
バックライトの色がソース毎変わるなどとちょっと惹かれる部分もあり。
おかんの為に台所ラジカセを探した時に、候補に挙がっていたのがこれでした。サイズも価格も手頃でいいですし。
確か泉佐野のイズミヤに展示処分品があったな…と出向いてみたが、
無い。
その後、尾崎の和光デンキにてE250を発見したので、おかんの台所云々は解決したわけです。
そういや、この頃の和光デンキにちょっと気になる社員?のおねいさんが居ました。
うーむ、DS303のように惹かれるものがあるのだが…
とある日。買い物をした時にふと指を見た。然るべき所に、指輪が嵌められていたわけです…
そんな和光デンキ尾崎店もいつのまにか激安酒雑貨食料品になってしまって…
おいおい、話が脱線し過ぎだ(w
というわけで、今回は妙な縦型ラジカセ「RX-DS303」をサバいてみましょう。
バブルの栄光とバブルの影 R X - D S 3 0 3 編
えー、今回はヤフオク物です。2000出品で虎視眈々とほったらかしにしていたら 日曜の夕方に流れてしまいました… こちとら多感な友人の結婚式。ヨソの女に気を取られ過ぎ、入札忘れすぎ…
ハラ立ったので残り4日でドカーンと入札。 どーせ誰も入れないッしょとタカを括っていたら…誰か入れよった… 結局、¥3100でゲト… |
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ちなみ…にこれは私のラジカセヤフオク購入額中最高となるのでありました。 発狂してもいいですか… 履歴を辿ると…DT9が¥2400、DT901が¥2100でした。 どうやら、上級機を安く買いすぎたツケが今になって回ってきたようです。 |
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徐々に梱包を解いていくと…リモコン出土。
し…しょぼ… 自分としては後の世代の細いリモコンが出てくると思っていただけに… 所々の穴埋めが寂しい。デザイン上ではうまく処理されていますが。 TPSも無さそうですね。 |
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おお!!グレート梱包!!なんてキッチリした人なんだ…
業者さんだから当たり前か。 ちなみに以前は子供部屋で使われていたとのことです。 ディティーリングは丁寧にしましょう。 |
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ほい。出て来ました。既に完成したDT909と並べてみて…
やっぱり小さいです。 いやいや、このサイズが丁度いいんですわ。 この機体は新居のキッチン用にと落札したのです。 |
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操作部。あまりに質素過ぎて拍子抜け… 基本に忠実です。 ちなみに金ボタン、右はトーン(L、0、H1、H2の4段階) 左はタイマです。 本体のキーは19キー…(参考 DT9・59キー、909・37キー、901・26キー) ちなみに重低音やサラウンド等のデバイスも無し。「3」を名乗るだけあって質素です。 |
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んで、これが例の書体。 バブルやわ、このセンスはバブルやろ。 今でもカラオケ屋のBGVなんかで見ることができる感じの… |
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スポーカ…そろそろスピーカて書くか… 10cmな例のアレが入っています。 スピーカボックスはきちんとバスレフ構造になっています。 ちゃんとダクトもありますね。 |
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で…電源コード…ムリムリ8の字にしてある…
※良い子は真似しないようにしましょう |
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背面表記と端子。消費電力27W、端子はこの手の標準的な物。 | |
通電開始。というか完動品なので問題は無かろう。 こいつもボリウム表示するんだな… |
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出ました。これが303の特徴の一つ。 3色バックライトです。 テープはアンバー、チューナはレッド、そしてCDはグリ… タマ切れしてます。ってことは電球ですかこれ?
動作確認。テープはOK、チューナも良し。 CD… おい!!認識せぇへんやんか!! 何が完動じゃ ゴルァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!! |
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ま、中古品なのでこのくらいのアクシデントはアリです。 早速レンズを疑うわけですが… 嗚呼、埃まみれ。さすがチャイルド仕様ですな。 多分、先方での動作確認時はしっかり認識したのでしょう。
レンズを磨くと、なんとかCDを読むようにはなりました。 道は険しいほど楽しい…が、険しすぎても面白くない…のね |
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さぁテキパキ行ってみよう。 パックリに関しては特に問題は無い…筈なのですが、 ディスプレイ上部に見えないツメがあります。(画像下部参照) 慎重にパックリしましょう。 |
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スピーカ。 毎度のことながら汎用性の高さには驚かされる。 それだけに完成度の高いスピーカユニットと 捕えて良いのであろう。 |
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トランス。特にこれといった点は無いと思います… | |
カセットデッキ。 ドルビーも無く、 メタル対応でもない様子。 ハイポジ検出用のリーフスイッチはあります。
当然の如く、スイッチ等の磨き出しを行う。 |
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剥かれた表示部など。 左上の白い物はこの基板へのコネクタです |
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チューナ。左スピーカボックス内部にある。 感度は良くもなく悪くもなく。 E250ぐらいか、あんなに入りが悪いのは。 |
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DS303もその他のラジカセと同じく、 センターブロックがネジ2本でスッポリという構成。 |
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はい、スッポリ。 埃は凄いですが、アブラムシもスパイダーマンも ポ○モンのCDも見掛けられませんでした。 |
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凄い…アンプに雪が積もっている 燃えたりはしないだろうけれど… |
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CD。
あ、MASH搭載の確認を怠ったわけですが…
多分、載ってますよね(汁 |
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それでは第二の患部、バックライトにかかります。 んあ、やっぱり電球だったのか。 白がアンバー、緑が(略 さて、どうしようものか。 |
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基板にこのような表記が。 「J ONLY」とある辺り、 海外向けのDS303にはバックライトが付かないようだ。 |
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今回はちょっとしたいたづらを。 左上の物は河川敷に埋まっていたカロッツェリアのリアスピーカの残骸からゲッツした電球。 通常は文字が青く光り、ブレーキ踏んだらCARROZZERIAの文字が赤く光るアレです。 で、そのスピーカ、なんでも御上からお咎めがあったそうですが…
あれから青い指サックのみ頂き、ソケットと電球は乗用車のインジケータから。 予防整備として、全ての球を換装しました。 |
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どうでしょうか。配色もちょっと変更してみました。 バックライトフェチの私としては…た ま ら ん |
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調子こいて電源LEDも緑にしてしまいました。 何にしても緑フェチです。 ちなみにこんな私故に、車のメーター照明からカーステのFL管から何から 緑や青に改造して楽しんでいます。 …アホですね。 |
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DS303のヒラキ。 今回も楽勝の部類です。 分解教材としてもバッチリ。
ささ、今回もお風呂で洗いますか。 909同様、ちょっと丁寧に洗い込みます |
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スピーカの埃も掃除機と毛ブラシでズビズビ。 ※DT70などのウレタンエッジのスピーカではこの方法はお勧めできません |
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表示部はまずこの枠ありきで、 更に薄い窓部が別れている。 磨くのには不自由しない良心的な造りだ。 というわけで徹底的に磨きます。 ※ロゴは磨かないようにしましょう。剥がれます |
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そそくさと組み上げてハイ完成。 妙ちくりんなロゴに目をつぶれば、いい感じでまとまった 良きデザインですね。 |
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汚かったリモコンも全バラ洗浄。 アルカリ電池からと思われる液漏れが見られました。
こうして見るとそんなにしょぼくないか…無いといっても3キーだけだし |
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というわけで早速新居にお引越し。 どうですか?カウンタにピッタリなこのサイズ。
目論見通りにニンマリな私。 |
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そして…こんな色だと部屋の雰囲気が暗くなる!!と 相方に一蹴…されるを恐れていたわけですが、 特に何を言うわけでもなく。
あまりの収集癖にもう呆れられてたり…? |
◆使用してみて
で、音はどうなんよ…というわけですが。
DS35よりは少し落ちる。TONEは「L」固定でマターリと。まぁ、普通にいい音です。
新居の台所をFMラジオやCDで盛り上げてくれる良き炊事の友ととなることでしょう。
今回の総費用
忘れさせてください…
2003年11月1日修正
2005年2月4日修正
2005年4月19日修正
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