バブルラジカセを愉しむ頁分解整備頁→RX-DS05

 

珍しく、ハードオフにガラクタを売りに行った。

使わなくなったテクニクスのミニコンポ、SC-D5000と後継のD5の残骸、

NECのAVアンプ AV-270、その他古いチューナなど。

自分としては\300になれば上等であったが、なんと\1,000にもなった。コリャ驚いた。

というわけで、これなら財布も(略 と適当に棚にあったラジカセを買ってみる。

リモコン、ACコードも付いてていい感じ。でも…思いっきり…ブサイク…

さて、この個体はどれほどのものなのでしょうか。

動物に例えるならばタヌキしかあるまい rx-ds05title2.jpg (3402 バイト) R X - D S 0 5 編

rx-ds05-001.jpg (15463 バイト) 見てくれ…なんなんだこりゃ…

この小ささ(DS35と同等)でコブラトップというのがなんともいえない魅力ではあるが、

このスタイル…

松下のミニマムAV機器といえば11型の名作テレビ「ピエドラ」シリーズをまず挙げたい。

ブラウン管のフォルムをトレースしたようなスタイリング。別売りの音多ユニットを足せば

そのスタイルは更に昇華する…実は私、持ってたりします。かなりいいですよ。

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対してミニマムコブラのこれはキッツイ…まじまじと眺めていると…

目と鼻と口が…CD蓋なんか思いっきり口だな…上下開きの蓋なんかつけるから…

 

まぁ、機器配置と生産効率の絡みでこんな形になったのでしょうけど…

909のスケールダウンモデルだと格好良かったかも

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今回の同梱品。リモコンは今迄の物でもなく、E250なんかのものでもない

全く異なった意匠の細いもの。

 

そして、ニホンゴ表示。

rx-ds05-003.jpg (14112 バイト) ここもバリバリニホンゴ表示。

 

 

終 わ っ た

 

ちょっとテープ再生の文字が剥げています。

ここを中心に使い込まれていた様子

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う〜ん、ノーコメント

rx-ds05-014.jpg (15110 バイト) カセットはこの蓋の中に。この状態で口を閉じると

唸って安全装置作動で停止。

キャリングハンドルを立てていると蓋が開かない…

 

結構自由の効かない蓋のようだ…

rx-ds05-007.jpg (16854 バイト) で、これがコブラトップに付いた操作部。

相変わらず、この辺りの配列や意匠は

なかなか落ちついているのでいい感じ。

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ちなみに配置はこんな感じです。

 

やけに送り戻しのキーが多い。

rx-ds05-012.jpg (13003 バイト) 4パターンのプリセットEQ装備。

選択時にはこのような演出も。

rx-ds05-017-1.jpg (16629 バイト) 動作確認。全てのソース再生に異常は見られない。

いい感じです。

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何故かラジオのビートプルーフもリモコンで操作出来るようだ。

コブラの開閉やEQ操作も出来る。必要にして十二分の機能はありますね。

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アンテナがしなってます…要修正
rx-ds05-029.jpg (15891 バイト) 背面端子は…何故か離れすぎ。

ミキシングマイクとヘッドホンです

 

まだ表記は日本製です。ちなみに94年製造

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解体行ってみます。

筐体もちょっとお疲れ気味、垢が溜まっているので

綺麗にしなくては。

rx-ds05-031.jpg (22176 バイト) はい、パックリ。

整備性はそこそこ良さそうです。

rx-ds05-032-1.jpg (21072 バイト) スピーカボックスは当然バスレフ構造。

中にはこういったものが入っています。

チューナ基板に被さっているのは押さえ用の板。

トランスはやや小振りの物。

rx-ds05-037-1.jpg (25482 バイト) CDトレイ上部に何やら透かしのような物。

ここに照明の付いたCDラジカセってありましたよね。デフレ機種で。

ですが、照らすべき場所にあるのは空間だけ。

上位機種には何かがついていたのでしょうか。

rx-ds05-038.jpg (14020 バイト) 中枢部はこのネジ2本。

松下製品の標準でしょうね。この構成。

バスダクトは背面に向いて出ています。

rx-ds05-041-1.jpg (25359 バイト) カセットデッキはネジを解くだけで引っこ抜けます。

いわゆるコネクタ直付け。相変わらず素晴らしい整備性。

rx-ds05-042.jpg (12082 バイト) コブラ頭のフレキ。

脆弱な部分なのでこうして

抜き差ししやすく作っていてくれるのは

ありがたいかぎりです。

rx-ds05-043.jpg (19907 バイト) というわけで中枢が引っこ抜けました。

基板の埃取り、頭の分離にかかります。

rx-ds05-046.jpg (19108 バイト) 頭の部分もネジ4本でスッポリ。
rx-ds05-047.jpg (17311 バイト) ここでもう一度フレキを。
rx-ds05-049.jpg (17799 バイト) さぁ、スッキリサッパリさせますか。
rx-ds05-050.jpg (14682 バイト) アンプ部のチップ。やや小振りと思うのは

バイアンプを見慣れたせいか。

rx-ds05-051.jpg (13504 バイト) スピーカの型番…

EAS-*******問いう長たらしい番号ではない辺り、

そしてCHN…中国生産かな。

やや枠のメッキがちゃちくなったような。

物自体はいつものアレと一緒のようです。

只、表面は隠蔽されていたラインが露出するようになりました。

rx-ds05-055.jpg (15853 バイト) 頭を分解してみましょう。

ゴムパッドのところに隠しネジ。

rx-ds05-057.jpg (19409 バイト) ホイできました。頭にブザが隠れているようです。

音色はややソフトですね

rx-ds05-058.jpg (19960 バイト) CDドライブ。いつものと一緒でしょう。

上唇用の穴は他機種でも開いているのでしょうか。

rx-ds05-059.jpg (18504 バイト) カセットデッキは前回のDS303よろしくいってみます。

丁寧に磨き、擦り、グリースを塗ってみる。

一度接点グリースも使ってみたいもの。

rx-ds05-061.jpg (10984 バイト) 普段は接点の間に糸を引くような感じで塗布すると

接点が浸っていい感じ…になるだろうか。

あとはいつものように組み直してディティリング。

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もはやグロ画像の領域に入っているような。

コブラトップなので部品点数もやや多めです。

rx-ds05-063.jpg (19289 バイト) 今回も筐体を洗浄するわけですが…

 

かなり汚かったです…タバコのヤニでしょうか。

泡が茶色くなりました。

rx-ds05-065.jpg (24423 バイト) 足の踏み場がございません。

ちょっと頑張って、組み上げてみましょう。

rx-ds05-067.jpg (20847 バイト) …どうやって組むのか忘れてしまった…

暑いモンな〜

 

海にでも泳ぎに行きますか

rx-ds05-069.jpg (18678 バイト) …で、マジで泳ぎに行ってしまう…

 

プハー、すっきり。日焼けしちゃったーヨ

組み立てもスッキリ進行です。

rx-ds05-073.jpg (15536 バイト) というわけでほい、完成しました。

部品点数が多いので、初心者には向かないかな…

 

しかし所有欲が湧かない…

rx-ds05-075.jpg (14216 バイト) うーむ…ちょっとは愛嬌を感じるようにはなってきたかな

 

狸に化かされてしまった…のか?

 

ちなみに、音は普通に聴き易くていい感じです。

今回の費用

¥1,500+消費税

ちょっと奮発しすぎやな…

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2003年11月1日修正

2005年4月19日修正

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