バブルラジカセを愉しむ頁→エトセトラ→RC-X90
過去を振り返るように思い出す。
バブカセ関係のスレッドでは、まずパナソニックの9が付くモデルがホットな話題の中心であり、
稀にRIDDIMVOXやドラムカンなどの大砲級モデル、PRESH、そしてCSD-SR8/80などのちょっとマニヤックなモデルの会話のループが延々と続く感じでしたが、
たまに出てくる型式で、これはちょっとRX-DT〜より凄いんじゃね?と思わせるモデルがありました。
VICTOR RC-X90。
他社の個体が追従できない巨大なFL管を用いたディスプレイ、その見かけを裏切らない、マニヤが陶酔するサウンド。
コレは是非我が屋敷に…!!
と、当方の物欲はグツグツ煮えよう…とも、これだけはぜんぜんヤフオクでも出てこない。
それから1年は経っただろうか、ヤフオクにぽつんと出てきました、X90が!!
…確か、競った記憶まではあるのですが、普段尋常じゃない値段まで吊り上がるX90にしては安価で買えたことだけは記憶に残ってます。
さ あ 、 ビ ク タ ー の 最 上 級 を 。 R C - X 9 0 編
執筆してるのが2007年9月、 これを落札したのは遠い遠い…2005年の2月!!! そりゃ記憶も薄れるわ… 記憶を頼りに書いていきます。 |
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しかし懐かしいなこの写真…賃貸バブカセ屋敷。 この頃は調子こいて家を買ったりするとは思いもしなかった。 当時の自分に今の境遇を見せたら…
我ながら、腰を抜かすだろう…な。 |
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開梱。緊張感・テンションアップです。
現状としましては、ボリウムにガリ及び片方から音が出ない、 リモコンがRC-X80用等々。 |
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チラ見。 筐体の樹脂は結構普通そう… |
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全景お出まし。 意外と締まったボデー。 RX-DT9ほどボッテリとしていません。 |
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付属品。 後々、リモコンをいち様のご好意にていただくことができました。 この場を借りてお礼申し上げます。 |
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さてさて、通電開始。 出所がわかっているだけにこういった瞬間は安心できるものです。 |
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美しい…FL管。
暫しうっとり眺めてしまいました。 |
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さて、今の時点で片方からウンともスンとも言わないボリウム周りをチェック。
やはり、ゴリゴリ抉るとボツボツ音が出る。 ここの中身が原因のようだわ… |
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CDはトップローディング。 | |
カセットはオートリバース、ドルビーNRはB迄。 ヘッドはオムスビ山タイプ。 |
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CD PORTABLE SYSTEM
ビクターではそう呼ばれるのですね。 |
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ではFL管をマジマジと眺めてみる。
お部屋の電気を消して… |
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FM受信時。 それでも、CD情報が表示されている。 ささやかながらも賑やかで良い。 |
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そして闇に踊るスペアナ様!!
ただ、カッコイイとしか声が出ない… |
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拡大。
また数分間もウットリしてしまいました。 |
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カセット動作確認。 これといって難も無いようだ。 |
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音質調整は3バンドグライコ+G-HORN。 ボリウムダイアルにはLEDが仕込まれている。 |
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こうして頂点から眺めてみると、前面は中央が尖った なだらかな曲線を描いているのがわかる。 ちょっと古いアメ車のグリルやバンパーを連想させると 当方はは勝手に思っています。 |
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背面。ビートキャンセルと RCA端子のAUX IN/LINE OUT。
あと謎のモールドも。何の端子の為に用意されていたのやら。 |
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特殊精機??が製作されているそうで… 消費電力は40W。 |
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しかしこれ、何気に乾電池駆動が可能なんですよね。 こんな超弩級かつFL管装備なのに…何時間もつのやら。 |
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停電補償電池は1ヶ月持つとのこと。 | |
そして電池ケース。 当然と言うのか何なのか、使用痕はありませんでした。 |
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さてさて、バブカセ頁では毎度おなじみの解体ショー
…と行きたいわけなのですが…
コイツは壊すと取り返しが付かないので当該箇所の修理だけ… チキン野郎炸裂!! |
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筐体パjックリ。 チューナ基板がこんなところで浮いてる… この時点で完全解体は絶対ムリと思われ。 |
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背面には基板は付いて来ないようで、 前面に全てを集約させているようだ。 |
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ぐわっ!! ゴチャゴチャしすぎ!!
触れずに先に進みます。 |
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私の大嫌いなタイプのケーブル… トコトンやな… |
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天板です。 画像真ん中の銀色のものがボリウムダイアル駆動用モータでしょう。 |
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摘出。 ここからが大変そうだな… |
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基板からモータ、そして可変抵抗を摘出する為に… 分離。 |
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そして分離完了。 | |
更に分離。 | |
カシメてある部分を緩めると…
今回の故障の原因です。 |
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このヒゲのような部品が基台から外れており、更に片方は折損しています。 いわゆるシューですな。 |
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全バラの図。 | |
これが基台に備わった状態。 このまま固定させるわけですが…
ちなみに片方が折損していてもなんとか導通としての 体裁は保てているようです。 |
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手持ちの接着剤が無いので、 こんなものを使用してみました。
まあ、固定するのは一緒…か? |
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さてさて、インチキ固定が済んだ可変抵抗を組み込む。 | |
基板に添える。 | |
半田を盛る。 これが本体から配線を分離していないので 作業に慎重を期しすぎる作業に… |
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テスト。 今度壊れたらそこらの可変抵抗からシューをいただきましょうか… |
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…珍機種マニアさま。 お待たせいたしました…2年半…
当方の手元でX90は元気にしています。 |
今回の経費
…不明…確か5000円は掛からなかった筈
2007年9月11日作成開始
即日完成
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