バブルラジカセを愉しむ頁→エトセトラ→PH-WCD950→PH-WCD950(2号機とのニコイチ編)
さて、WCD950-1号機の整備はなんとか終わったのですが、
またしても意味不明な症状が出てしまいました。電源は入るのですが
まったくもって動作不良。これでは持っている意味も薄いですよね。
それにせめて、CDは聞きたいですよね…
と…いうわけで…
宇 宙 要 塞 (巨額の投資にて) 復 活 !! |
P H - W C D 9 5 0 編 その2 |
この頁で使っている画像はフラッシュ未使用の画像が多いですが、 当方のデジカメ、特にフラッシュが壊れているわけではありません。 と、いうわけでフラッシュ…こんな感じです。 ウーファとパッシブラジエータがよく見えますね。 |
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今回、部品取りとして導入したのは、ながらくヤフオクで回転寿司となっていたもの。 本当に…半年くらいは回っていたような気もする…さすがにこれはサバ読みすぎか。
動作が確認できない個体はなかなか手が出にくいですしね。 当方が落札させて頂きました。この次はいつ出るかわからないですし…3000円で落札。 |
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PH-WCD950が2台もある部屋は 全国を探しても、まあそうそうあるまい。 |
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開梱完了。 我ながら…すごいわ…
とにかくでかいんですよ…暑苦しいデザインもそれに加担しているようだ。 |
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では、動作確認と行きましょう。 動作未確認物体のバクチ開始であります。ヒヤヒヤ
…通電OK!! |
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電源投入OK!! CD動作確認開始… それにしても…汚れがヒドイですね |
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でかいトレー…最高です 細かい動作もいちいち表示部に反映されます。 |
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それでは…いってみましょう | |
読め…読んでくれ…
いや、読んでください お願い |
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orz
ただ、それなりの挙動は見られたので… レンズの汚れで済めばいいのですが。 |
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気を取り直して… チューナ動作確認。 OKOK。 |
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全体的な程度は、ワンオーナーで長きに渡って 大事にされていた1号機の方が断然良い。 1号機を起用するのは当然のことでして…
それでは、2号機をドナーとして再生作業を始めていきましょう。 |
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バラバラ開始。 うーん、入り乱れています… |
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1号機のこともあるので、なんとか解体は進みます。 今回は、未開の地にも踏み込んでいこうと思います…が、
さて、どうなることやら |
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先に、CDドライブの調査を進めよう。 埃の除去だけで回ればありがたいのですが… |
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レンズ。 やはり、死んだ魚のような目をしている。 |
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磨いてテスト。 この際に気をつけたいのは、ディスク検知に光センサを用いているので、 明るい場所ではディスク検知をしようともしないということ。
実際、これを知らずにかなり焦ったわけですが… |
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そして…レンズの清掃でディスクは回り、TOCを読み、 再生もOKとあいなりました。 復活作業に活が入ります。 |
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こんな感じで動作確認の作業は続く。 各パートを結ぶケーブルに余裕があるからこそ できることですね。 |
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ディスクが回る様を。 しかし、これが駄目だったら私はどうするつもりだったのでしょうか… |
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それでは…エッジが割れてしまったウーファーの 修復に掛かりましょう。
かなり奥深くまで分解を進めなきゃならないようで… |
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AMフェライトアンテナ。 なぜかこんなところに…
ノイズ対策かな |
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かなり大量のネジを外して…ズシーンホーンが取れました。 画像にもあるように、ケーブルが付いてくるのですが、 これが筐体裏側を這うように電源部近くまで伸びている… …大変です。 |
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ウーファ。
終わりきってます… |
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ズシーンホーンの筒の中。 | |
ズシーンアクセル断面。 筒を捻ることで断面積が変わったりする…
ということだったりはしないようです。 |
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どうやら、画像真ん中のこれを動かすだけのようです… 後々説明を付け加えていきましょう。 |
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というわけでフラッシュ撮影にて詳細。 アクセルグリップとの兼ね合いを。 |
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横から。 アクセルグリップからチョボが伸びているのが おわかりいただけますでしょうか。
これが接点を操作して、電気的に重低音を掛けていたのですね。 |
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ぐあああ、もうバラバラ。 はたして直るのか、と思うのはいつものこと。
この個体は部品取りなので構わないのですが… |
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さて、そろそろ1号機もバラしにかかります。 | |
一気にバーラバラ… | |
しかし、私程度の腕だと頭が痛くなりそう… 調子のいい個体以外はお勧めできません。
ですが、どんなにあがいてもウーファのエッジ割れは 避けられない事実なのです… |
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で、頭が痛くなりました… | |
パッシブラジエータ。音響音痴の私には 一体何をするためのものかサッパリわかりません。
検索すると詳しいサイトがあったので…詳しくはそちらを… |
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まだまだいけそうな1号機のウーファ。 それでは…ちょっといたづらしちゃいましょう |
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粘性のある木工用ボンドを塗りこんで… これでエッジ強化になればメッケモンですが |
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ついでに巨大なハコの中を見てみましょう。 | |
深いです。ソニーのキューブリックが 1個入ってしまいそう? |
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スピーカ品番 T81700。 標準16W、インピーダンス6Ω。 |
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さて、一応復帰の目処が付いたので 組み立てていきましょう |
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スイスイ…と… なんとかペース良く組めるようになってきました。 手馴れた…ものなのでしょうか…
前面ディスプレイパネルの造作はなかなかのものです。 |
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チューナと基板の間に収まった 基板オサエ。 ちょっと面倒くさいポイントなので 留意してください… |
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あとはパネルを結合させて…
結構、ホネが折れます |
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完成〜 それでは試聴開始。
低音がボコボコ言ってる…(´・ω・`) |
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またここまで分解…
…残念ながら、補強が…命取りになってしまったようです。 |
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パッシブラジエータも見ておきましょう。 この通り、裏側のマグネットは省略されています。 スピーカをまんま使ってくれていたら、部品取りに良かったのですが。 |
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さて、ウーファですが… まずはDS50の復活に使った水吸い取り布… ダメデシタ_| ̄|○ |
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ならば…薄いゴムシートで… | |
こんな感じで… | |
接着中。 重石のハコの下でただただ耐えるウーファ… |
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ですが…結果は全然駄目というわけで… ちょっと考えてみますわ…
(ここから一月ほど、放置プレイが続きます…) |
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実家の片づけをしていたら… 出土したものです。もしかしたら使えるのでは…と、 淡い期待を抱きつつ。
元々は、カースピーカから摘出したものです。 |
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裏側。クラリオンとパイオニア。 エッジは布製なのでいい感じ。 |
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WCD950のウーファと並べて。 候補はやはりクラリオンかな… |
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※不法投棄の現場ではありません
1ヶ月の放置が… 一体、私はラジカセを愛しているのか何なんだか… |
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さーて、クラリオンウーファを接続です。 取り付けも一寸コジるだけでOk。
結果ですが… もうバッチリです。ハコが凄いので、十二分に響きます。 スピーカとの相性も良かったのかな? |
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ズシーンアクセルの接点も しっかり繋いであげましょう。
これを忘れると、またしてもズシーンホーンを外すことに… |
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今回は強力なアイテムも入手!! リサイクルショップのリモコンコーナーにあった WCD950のリモコンです!! |
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WCD950の物であるかは、型番ですぐにわかるのですが 特徴はやはりCD1-2の切り替えか。 セレクタは全ソースをカバー。10キーやミューティングまで付いてます |
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折角なので綺麗にしてみました。 | |
下に並ぶは同じくCD2枚掛けのシャープQT-83CD。 時を同じくして出現した超弩級たち。 CDラジカセにおけるCD2枚(以上)掛けは、後のロータリーチェンジャー(シャープ)や 多層式(サンヨーPH-MG6やビクターRC-XC*)が出るまでは お蔵に入ってしまったわけですが…
しかしなんだ、我が屋敷にこんなに沢山の珍機が…もうたまんないです |
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部品取りとなった1号機は…
なんと、いち様の元へ旅立つことに。 カセットテープ愛好家様のWCD950と合体することになるそうです。 |
というわけで…
今回、遂にリモコンつき完動となったWCD950。低音の響きははまさにバケモノです。ラジカセでここまでやるのも凄いですね…
まあ、当時の三洋はこれに限らずコンポとラジカセの境目がはっきりしない妙な個体が多かったですよね。
サンスイ大学生様より、当時(88/11)の三洋カタログをいただきました。ありがとうございます。
いきなり1ページ目よりWCD950が登場されています。どうやら撮影用のプロトタイプ?のようで…ロゴの色や表記の違いが見られます。
キャッチフレーズは…
BIGなサウンド、ド・迫力体感重低音。 |
TWIN CDだから、とことんCDが楽しめる。 |
これが、CDのための、未来派ラジカセの全貌だ。 |
別売りのサラウンドスピーカもあるのですが、汎用品のようでデザインは950とはかけ離れた角ばったもの。
このカタログの他の掲載機種は…WCD850/800/660/650/CD500…以下U4シリーズの残党、ヘッドホンステレオ、テレコ、カラオケ、ラジオと
物凄いフルラインアップ振り。
うーん、バブルは遠くになりにけり。もう17年も前のお話なのですね。
今回の経費
本体\3000+振り込み手数料+送料1620
というわけで、\4720となりました。
ということは…WCD950の合計で7930円か…リモコン入れたら8245円…
2005年4月頃作成開始
2004年6月4日完了
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