バブルラジカセを愉しむ頁→エトセトラ→PH-PR910
これが出た頃、ワタシはまだ厨房。
CD倍速ダビングが話題になった…のって何でしたっけ…プリミュールじゃなかったか…
私的には、これ以前のPH-SZシリーズなんかのデザインも好きだったりします。
その中で今回は、著名?なプリミュールを攻めてみようと思います。
…とはいっても、なかなか出てこないので、入手の機会もなかなか無さげ…
まぁ、或る日に思い出したように出てくるのが希少モノの常でして。
PR900ではなく、その後の910でしたが、出品価格も安く、色々揃っているようだ。
じっくり構えて、あっさり落札。290円で終了。あんまり人気ないのかな…
小さいボディに性能を詰め込んでPH-PR910編
配送の方がウチに来られた時はなぜか家に居ないワタシ。 いつものように、郵便局の窓口で引き取りとなりました。 で、料金を払おうとしたところ…窓口さんが 「ゆうパックカードの特典で送ってくれたので、いりませんよ〜」
え・・・ってことはヤフオクショッピング最大の難関である送料が要らないってことか!! こりゃイイネ〜 |
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さて、幸先良きスタートを切ったのですが、この個体は復活してくれるのかな… オークションの説明文によると、電源は入るが、殆どの動作がダメとのこと。 梱包を解いていきます。 |
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後ろではWCD950との格闘シーンが。 CDドライブがダメでして、肝心のツインCDが使用不能という とってもアウチな状況になっています。 こっちもダメだったら、三洋は鬼門になっちまいます… |
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へぇ…こんなに小さいんだ… これでWカセットなんだもんなぁ。 中身がギッシリ詰まっていることは予想できる。 また、バスレフ構造は成立し難いので、どのようになっているやら… |
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今回は付属品もバッチリであります。 これだけでも値打ちですね。 まぁ、この個体がダメならまた探すか…という気でいますし。 |
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それでは通電。 おお、スモークパネルの奥でボタンがキラキラ光ってる。派手だなぁ。 PR900は結構地味だったと思われるので、この変わり様はなかなかのもの。 |
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それではパネルオープン、ポチっとな
ガッタン!!
…いきなりオチるか…軸の部分が折れてバカになっている。 こりゃ仕方ないか…コブラトップと一緒で。しかしびっくりしたなあもう |
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ヒカリモノ…格好よいのですが、配色が異常に暑苦しい。 アンバーとレッドで80年代のスポーティカー風味。いい雰囲気なのですが…
画像ではわかりにくいのですが、ディスプレイにあらぬ影、模様がいっぱい入っています。 ものすごい埃の予感… |
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カセットデッキは一枚ものの表蓋に、各デッキごとに別かれた 内蓋があるという構造… うちのコンポこと松下SC-CH700/900のようなものですね。 バブリーでよろしい。 |
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開封。
ぎゃあぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
防塵マスク必須!! |
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ものすごい環境下で酷使されてきたのでしょうか… 紡績工場?それとも… 当サイト開設以来、最も強烈な状態に晒されています。 |
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掃除機出動!! う〜ん、なんだか気持ち悪くなってきた
それにしても、何て自虐的な趣味なのでしょうか… |
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いやはや、大変だなぁ… | |
前面。埃除去後の画像ですが… 筐体はバスレフ構造にはなっていない。 で、右下にダクトのようなものが付いています。 重低音を司る仕掛けが仕組まれていそう。 |
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とりあえずCDを聴けるようにしなければ。 まず、CD扉が全然開かない…ダメダコリャ_| ̄|○
ここでかなり困難を極めてしまったわけですが、 埃を除去し、根気よく開閉を繰り返していくにつれて 馴染んできたのか、普通に開閉できるところまで持っていけました。これはいけそう… |
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ディスプレイ。くっきりとした液晶表示が良い。 右のゲージは重低音とレベルメータ。このサイズにレベルメータ。 なんとなく松下のDS45/55に似た配置です。 ゲージ横の「VIVID」の表示は固定EQ。
この時点で、CDは認識するようになりました。 |
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そりゃあもう、溜まり放題ですわな… よくぞ燃えずに、我が手元にやって来てくれたものです。 |
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キーが光る仕組みになっているので、 煌びやかなLEDが多数仕組まれています。
これを全部、高輝度LEDに換えたら…不夜城ですな…こりゃ |
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同じく右側。 むむぅ、ちょっといたずらしてみましょうか。 |
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トランスとアンプ。ぎっしり詰まっています。 | |
こちら側も、隙間無く基板がビッシリ詰まっています。 ですが、特に分解に手間がかかるというわけでもなく、 基板はスポスポと抜けてくれます。これはいい。
その奥には妙なハコ。開けてみましょうか。 |
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おお、やっぱり入っていました。 この筐体でじっくり低音を出すためには やはりこの手で来ますか。 |
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アンプを拡大。 なかなか頼もしい感じには見える。 |
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サブウーファ。 背伸びするわけでもなく、しょぼくもなく、それなりのもの。 |
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CDドライブのレンズもかなりの埃でした。 丁寧に除去。 |
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カセットデッキは1モータですべてを担う簡素なもの。 埃を除去し、各部を |
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洗い終わった筐体にパーツを組み込んでいきます。 整備性はいたって普通です。 |
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さて、折れてしまった軸をなんとかとなくては。
ちなみにこんな感じ。 そりゃ折れるわな… |
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この画像ではまったくもってわかり難いのですが、 これは蓋の回転軸部分の画像です。 画像中央のヘタのようなものが嵌め込んだ軸を留めておくものでして、 これを左にずらすことで蓋が外れる仕組みになっています。 |
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解説続く。 画像中央の軸受部のカラーが先程のヘタに繋がっているわけですね。 |
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さて、折れてしまった軸ですが、 アタマの直径が軸と合うくらいのビスを挿し込んで、 軸代用にしてみる。
結果は…OK!! |
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貧弱なスピーカユニットをなんとかしてみる。 サブウーファがあるので、これでも問題は無いのですが、 音が、いかにも作られたような華奢な音である感じがして どうにも耳に馴染まないので…
で、抜擢されたのが、先日ソニーCFD-900のユニットに換装して、 浮いていたアイワCSD-SR700のユニット。 |
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タマツキ移植も完了。 少々、押さえのオフセット量が違うのだが、目をつぶれる範囲であります。 |
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グッドサウンドを期待して組み込み。
埃で喉が痒いです…風邪ひきそう |
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動作確認。CDOK、カセット・チューナOK。 音もちょっとマイルドになったかな… |
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とりあえず、これにてバッチリということで、 今度は付属品に目を向けて行きましょう。
それにしても綺麗なデザインですね。 |
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リモコン。 ニンジンのようであった先代のリモコンとは大幅に意匠を変えて 面白いボタン配置が目に付く新リモコンとなったのだが…
指のでかい私にゃ快適に使うのは難しいかな… |
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拡大。 テープ、CD、チューナの基本操作が全てココで行えるようになっています。 |
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そして、蓋の中にその他のキーが収まっています。 残念ながら、リモコンを用いらなければ使用できない 機能があったりします。この辺りは時代の流れでしょうか… |
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さて、美しい液晶表示ではありますが、 何にしても暑苦しい… お得意の色遊びをしてみようと思います
ちなみに、テープ再生時は下の数字列が動作インジケータとなる模様… 数字が12-34-56-78と動きます。凝ってるなぁ… |
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ディスプレイ基板背面。 バックライトはどこだ〜 |
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ムフフフフフフ… イタズラシテシマイマシタ 只、全部グリーンにしてしまうとまた色気が無いので、 赤は配置換えしつつ残してみます。 |
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完成。 クールになりました。 ディスプレイには青の下敷きを仕込んであります。 |
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蓋の開閉もバッチリです。(スローシャッターで撮ったのですが…残像が_| ̄|○) 蓋のみ電動なんて、ある意味コブラトップよりもバブリーな発想であります |
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キーも綺麗なグリーンに。 | |
ディスプレイもいい感じになりました。 EQはボーカルが一番聴き易いです。 |
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というわけで、私的に仕上げてみたPR910。 こんなプリミュールも如何でしょうか!? |
今回の経費
本体\290+振り込み手数料
というわけで…\420で収まってしまいました。
2004年8月22日作成開始
2004年8月24日作成完了
2005年5月7日修正
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