バブルラジカセを愉しむ頁→実際、バブカセの音ってどうなんよ?

よく、バブカセスレで言われている「今時のコンポは安くて便利だけど、音がヘボい」との言葉。

これもまた、バブカセがこれからも愛され続けられることができる一つの理由であるのですが、

はてさて、いかがな物なのでしょうか?

ちょうど、手元にいいモノがありまして…単純比較をしてみようと思います。

 

dt9vspm37md-001.jpg (26159 バイト) というわけで…用意したのが

ちょっと前まで売ってたパナソニック PM37MDというコンポ。

ウチの弟が使っていたのですが、彼特有の飽きっぽい性格ゆえか、資金難なのか、

諭吉さん一枚で我が手元にやってきたもの。

実は我が家にも貰い物のMDが数枚ありまして、これを聴くためのものが必要だったのです。

dt9vspm37md-003.jpg (21294 バイト) 値段の割には機能も多く、良くできている感じですよね。松下の資料はこちら

検索した感じでは、当時は39,800円が相場だったみたいですね。

このタイプのオーディオは良く売れるみたいでして、PM**MDという似た物仲間が

たくさん居ます。

 

サイズも丁度良いしなぁ。ワタシがバブカセにハマっていなかったら、

今頃我が部屋で音楽を提供していたのはこういうモノだったかもしれません。

dt9vspm37md-018.jpg (12067 バイト) そそる表記たち。スピーカは初代halfよろしくバイワイアリングです。
dt9vspm37md-006.jpg (14458 バイト) 音質調整はバストレ各8段階。

その他シアターサウンドという擬似サラウンドがオンオフのみ。

低音増強回路は表記無し。というかデフォの段階でかなり低音てんこ盛りです。

音は、上記の通り低音が盛り盛りなのが他の音を揉み消している印象…

dt9vspm37md-008.jpg (26152 バイト) リモコン。右のものはED50のものです。

 

 

一緒の物と思って持って来たら、微妙に幅が違う…

 

PM37MDのものはさすがにコンポらしく、英語表記がなされています。

dt9vspm37md-007.jpg (14895 バイト) ディスプレイは綺麗な青。この機種は黒/白/銀の3色がラインナップされており、

白だけは当時の携帯電話のようにバックライトの色を7色に変えれる機能がついていました。

今回は消してありますが、電源ボタン下のLIGHTキーを押すことで

照明モードの切り替えができるようになっており、MODE1では両脇にブルーのイルミネーションバーが灯るという

なんとも凝った飾りがなされています。結構綺麗ですよ。

ちなみにMODE2はイルミネーションバー消灯、MODE3はディスプレイ減光。

dt9vspm37md-011.jpg (12598 バイト) 天面にはこんな入力端子が。

USB経由でPCのスピーカ代わりになってくれるようです。

かの有名なケンウッド・VH7PCのようにPCから色々と操作できたりは…ムリかな?

dt9vspm37md-012.jpg (18596 バイト) おまけのように付いているアナログカセット。

思い出のテープを聴くのには必要にして十分です

dt9vspm37md-013.jpg (20821 バイト)

スピーカ。

10cmウーファと8cmスコーカの構成は、DT7や99/77などに見られるもの。

コーン紙がツヤツヤしています。

今回はボックス内まで解体しなかったので、スペックまでは判明できず…

dt9vspm37md-002.jpg (24129 バイト) 対するは我が家のキングことRX-DT9!!

やはりコイツを出さないと話は始まらない。

 

一応色々と選考はしてみたのですが、同メーカのもので、

バランスがいいのはやっぱりこれでした…

dt9vspm37md-014.jpg (18629 バイト) 同じCDを同時に掛ける→音量を絞って聞き比べ

こんな感じでやってみました。

ですが、肝心の耳がアレな私ゆえに、感じ取れるものは…

dt9vspm37md-010.jpg (15160 バイト) PM37MD。結構力強い音でドンドンと突いて来ます。

いわゆるドンシャリとはこのことなのでしょうか。

 

ちょっと中域が弱く感じられれます。

また、バストレでの音質調整も、調整域の幅が広いとは言えず、

自分好みの音に辿り着けない感じです。この手ではポピュラーな

固定EQではないのが珍しい。

dt9vspm37md-015.jpg (22586 バイト)

 

更に比較は続く。EQ/音質フラット、別ソース…

 

さすがにDT9は癖の無い豊かなサウンドを提供しています。

自分のバブカセ評価の基準は、この個体がベースとなっています。

サブウーファを用いらずに、独立スピーカボックスと大口径スピーカで構成されているのも

私的には好感度が高いです。

 

対して、37MDはこの小さなスピーカでここまでズンドコ言わせるのは大したものと思います。

いやはや…正直、どっちが良いかは微妙です。

ただ、私の偏った耳では自分好みの音を作るのにはEQによる補正がが欲しいところであり、

その点では、DT9に軍配を与えてしまいます。

dt9vspm37md-017.jpg (26851 バイト)  

今回は音で書き綴る予定でしたが、操作性やコストパフォーマンスのことになると…

実売でDT9の1/2となる37MDの実力は大したものです。アクリルパネルで構成された前面は質感も良く、

この値段でこれほどのものが買えるのは嬉しいことです。

操作性。37MDは最低限のキーで日常の操作を簡単にこなせます。DT9のインターフェイスは前時代のもので、

良く言えば「いちいち操作する楽しみ」を大いに含んだもの。

後々のモデルで徐々に改善(簡素化)されて、各ソースの

再生キーを押すだけで辿り着くことができるようになっていきます。

結論。

ただ闇雲にバブカセを集めて愉しんでいるだけの私ごときに、音を主題としたインプレッションはムリということがわかりました…_| ̄|○

PM37MDだけでなく、もっと色々とデフレコンポを比較してみても面白そうなのですが…

今回の経費

電気代くらいですね…

バブルラジカセを愉しむ頁に戻 る

2004年12月21日作成開始

2005年1月30日完了

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送