バブルラジカセを愉しむ頁→エトセトラ→CSD-MD5
今回は短編です。
就職して名古屋に住んでいて、たまに実家に帰ってくる友人がいます。
大概、友人達が連れ添ってその実家に集まります。
ここの家人の皆さんは本当に気さくで色々とお世話に(中略)
で、そこに転がっていたのがこれ。CDが鳴らないそうでして、もう棄ててもいいようなことをおっしゃるので…
いや、いただくことはできません、うちにはPM37MDとRX-MDX5がありますし。
というわけで、ダメモトで修理を引き受けることに。
奇 抜 な 意 匠 が 冴 え る 「出 島 形 」 |
C S D - M D 5 編 |
型番ではワカリマセンが…こんなのです。 本当に出島ですよね…
ちなみに検索を掛けると海外のサイトに多数ヒットする、 ワールドワイドなMDシステムであります。 |
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電源投入。FL点灯。 お約束のデモ表示です。
症状としましては…CD読まず。以上 |
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こいつの特徴としましては… なんと、電動パネル。 コブラトップもびっくりです。 |
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友人の滞在時間もそれほど多くないわけですし、 与えられた時間も少ない。
早速分解を開始しましょう。 |
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サイドにバスレフポートを装備しています。 まずはコレを取り外すことから始まります。 |
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構造としましては…最悪。基板は筐体に直付けされています。 上側と下側の基板やドライブ間は短いケーブルで繋がっていますが、 融通が利かなくて大変です。
さて、とりあえずピックアップを疑ってみます。 |
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ケーブルにこのような磁気巻物が施されています。 MDなどのノイズ対策なのでしょうね。 |
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ここにももうひとつ発見。 | |
かなり掘り返して、ピックアップに到達。 なんと、今出来のコンパクトデジカメよろしくレンズにシャッターが付いています。 これは埃・ヤニ対策にテキメンですね。よって、レンズも綺麗。
ここの機能を疑ってみましたが、動作は正常。 |
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ここからがまた、チマチマとした闘いでした。レンズ脇の可変抵抗をいじっては組んで、 試してはばらして…TOCは読むようになったが、再生できない。
最後は様々なケーブルの取り回しを変更して、電源を活かしたままCDを読ませて抵抗を回すと… 再生キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! |
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早速試聴とあいなったが、 … こんなにヘチョイ音で大丈夫なのか…と心配していたところ
大事な物を付け忘れていた orz |
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ディスプレイも磨いてバッチリ。 筐体洗いはさすがにできませんでした。 元通りにする自信が無いです。 |
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整備後全景。 意匠はなかなかですよね。 紺色のサランネットがいい感じ。
ていうか、最近のMDシステムのデザインがどうしても 若年層向けになってしまっているのか… |
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まあ、それなりの歳を重ねて予算にも余裕があれば MDコンポを買いますか、普通は。 あちらは木目とアルミで落ち着いた意匠の物も多いですし。
ディスプレイ左下の表示はサラウンド機能(Q-SOUND)、重低音T-BASS(3段階) そして固定EQ(ROCK-POP-JAZZ)などなど。 |
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さてさて。コブラトップのようですが、頭ではなくアゴが出るだけに…
まあ、カッコイイですよね。ただ、コブラトップが天地方向に余地が必要なように、 コイツは据え置く土地の広さが必要ですね。 |
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スリープタイマーをセットすると ディスプレイが減光するようになっています。 細かい心遣いがいいですね。 |
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そして、これがパネルに仕掛けられたキーなど。 MDエディットや文字入力を中心に担うようになっています。 時計等の設定は本体側にあります。 リモコンは失くしたそうでして、細かい設定がリモコンに依存しているかは わからずじまいでした。 |
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そして… | |
動作を確認したのち、友人宅にお帰りになりました。
いつまで頑張れるかわかりませんが、この個体にとっては 今が一生のうちでの折り返し地点となることを祈って。 |
ちなみに音に関してですが…嫁曰く「イマイチ」とのことでした。まあ、巨大なバブルラジカセに慣れた耳ですし…
私的には、カジュアルで聞き易いといいますか。低音がやや弱めです。EQはPOPが良いですね。
今回の遊興費
nothing…
2005年8月21日作成開始
2005年8月22日作成完了
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